カウンセリングとは・・・ビール色の日光! |
これからどんどん解明されていくと思うが、
私は人間の命を保全するための機能として
言語とともに発展してきたのだと
思っています。
そして
その言語を使って
人間は自分の中に起きてくる行為を
説明しながら、命を
保全していると、
考えています。
ながい人類史の
水棲から哺乳類から人猿から人間へと
進化するプロセスと同時に
本能(動物的)や弱肉強食の
生き残る知恵と
集団性ににおける
意思の疎通などを図る機能が
人間の心の原型として、
今も脳の中にあるのではないかと
考えています。
だから意識(心)は
表面的意識と無意識(潜在意識)が
重層的に脳の中で
機能するのではないかと、
全くの素人考えですか
そう思っています。
なぜなら
カウンセリングのプロセスは、
本人さえ気づいていない
心の奥の
さまざまなデーターベース基地にある
重層の情報を
”意識的”に開く作業のなかで
本人が初めてそれに気づき
、認識しながら
自分の思い込み(基礎データー)を
書き換えていく
行程だからです。
本人に意識的気づき(認識)がないということは、
本人が意識的にそれを
コントロールできないということですから
とうぜんそこには
不安や恐怖がついて廻ります。
それが自分が”変わる”ということへの
抵抗となってしまいます。
実は
その不安や恐怖を
どう乗り越えるかが
自分を解放する
あるいは
自分を救いだす
大きな第一歩です。
だから
”変わろう”という強い意志がないと
なかなかその一歩を踏み出せないのです。
その一歩をふみだすために
自分が思いこんでしまった
自分を縛っている規範や、
その規範を破る、不安や恐怖
それをカウンセラーが
客観的に、冷徹な洞察と客観性とを駆使して
相談者の話を聞きながら発問し
ほんとうに少しずつ
扉を開けていきます。
時には相談者の心の準備や
認識が整っていない場合などは
いったんカウンセリングを中止し
相談者が自分で考察を深めていく期間をとります
それは時には何年もかかることもあります。
相談者の人生の流れの中で
しっかり本人が認識し
考察し
自分の礎を再構築していく・・・・。
だから
カウンセリングをうけたからすぐ
問題が解決するということでは
ありません。
またカウンセラーが問題解決の指示をすることも
ありません。
ただ
本人の中で眠っている
自分の本来のエネルギーへの気づき
相談者本人が為さなければならない考察、
そして
自分が生きている
生きてきたことにたいする
自分への
信頼!
この世のなかで
挫かれたり
ぐちゃぐちゃになってしまった自分を
整理し
考察し
優先順位をつけ
自分をしっかり
立て直していく。
大地にしっかりと
足を踏ん張ったとき
生きる自信が
湧いてくる!!
昨夜、カウンセリングのことを
考えながら
それは
雪に覆われたまっしろな道を
一歩
一歩
雪の下の大地を探るように
歩いていく。
真っ白な雪の平原の中に
踏みしめられた
そのひとの足跡が
しっかりと
道となって
続いていく・・・・。
そんな光景が
浮かんできました。
雪の平原の向こうには
あの賢治が愛した群青色の空から
ビール色の日光がそそぎこまれているように
見えました。
そうなると
いいねえー。