小さな衝突は、安全弁! |
ついでにちょっとぜいたく品を買いたいと思い
7階にあるセゾンのポイント交換所に行き
手続きをしていたら、
背後で、やくざ言葉で店員さんを脅す
大声がしました。
振り向くと
大きな背の男が「こりぁー×〇▽・・・」と
店員さんを威嚇しています。
とりあえず、成り行きを見ていましたら、
どうやら書類の書き方でなにかあったようです。
馬鹿にされたと思ったのですかねー。
周囲は凍りついたようになり
女性店員さんの顔が
ひきつっています。
手続きが終わっても私が帰らないので
店員さんが私に
「お客様、大丈夫ですか?」と
聞いてくれたので、
「大丈夫だよ。何かあったら私が守ってあげようと思って、」と言って
彼を差し当て
「どおってことないから・・・」というと
店員さんが思わずにこっと
ほぐれました。
以前も同じようなことが
西武池袋特急の改札口でありました。
到着電車から山のように人が降りてきて
その中の一人の若者が
改札が開くのを待っていたお婆さんの荷物に
ぶつかりました。
その途端
「イテーっ何するんだよーっ」という声がして
彼がお婆さんに掴みかかりました。
そして痛い痛いと連発しながら
お婆さんの持っていた袋を
「見せろ・・おめー」」と取りあげました。
開けてみると袋の中は缶詰で
それが彼の足に当たったんですね。
それでもその若者は怒りが治まらないらしく
お婆さんの胸ぐらを掴んでさらに
しつこく
威嚇しようとしました。
その時
私が
「いたかったねえー、いたいよねー・・・・・・。
でも、もう許しておあげなさいよ」と
いいましたら、
やっと彼は
怒りの矛をおろして
肩をそびやかしながら
去っていきました。
お婆さんは、私を見ることもなく
小走りで逃げていきました。
よほど怖かっただねー。
その時廻りにはたくさんのい人がいたんですよ、
でも、誰も遠巻きに見ているだけで
お婆さんを助けようとはしませんでした。
人が怒るときはその裏に不安や自信のなさや
また痛みの裏にある固着した怒りがあります。
その若い者もなにか虫の居所が悪く
痛みが治まらず、痛いだけでなく、
溜まった鬱積を弱者であるお婆さんに吐いていたようにも
見えました。
冒頭の怒りで脅していたやくざ風の男も
缶詰にぶつかった若者も
怒りを吐いているから、まあ
治まるまで待って
あとはそのほこさきを
誘導してあげれば
どうってことないです。
恐ろしいのは
怒りの言葉を飲み込み
感情を封じてしまう
人々です。
先日秋葉原の無差別殺人事件が
結審しました。
あの若い者のように
言葉を内向させ
感情を封じ。そのことが鬱積していくと
その人間の人格が怒りに
乗っ取られます。
実は
小さな衝突は
安全弁なんですよ。
見ていたら
やくざ風の男も
だんだん治まってきたので
私も帰ることに
しました。
店員さんもご苦労さんです。
ヤレヤレ!
雪が降ってます。