人間の幸福へと貢献する会社 |
協力してほしいと
頭を下げられました。
まあ私としてはちっとも
家庭的ではないし
むしろ家庭などオッポラかして
寝にのみ帰ってくる、いわゆる
母子家庭状態であったので
そういう亭主としての義務さえ
はたしていないのに
協力・・・と云われてもねえーと
言うのが本当のところだったです。
しかし
彼が作りたい会社のイメージが
いわゆる、ピラミッド型の
上意下達権力組織ではなく
自由に意見の往来ができる
台形の解放されたシステムと
がちがちの既成観念に捉われない
自由ではつらつとした自主性と
独創的な人材が生きる場としての
会社を造りたいという事で
じゃー全面協力しましよう・・・ということに
なりました。
おそらく従来型の
閉鎖的な組織や
イエスマンがはびこる様な会社なら
私は決して協力どころか
そっぽをむいたと思います。
職場が自分をいきいきとさせる場となるような
会社をつくるなら・・・・と、
それは望むところでも
ありましたからね。
彼はいつも会社のことで
頭がいっぱいだろうから
家に帰ってきたらもう
出がらしというか
おてんこパー状態で
家庭のことは一切私が請け負うという
事にして
以来父ちゃんは家では
王さま状態です。
すこし甘やかしすぎている気も
しないではないが・・・。
日本の会社に私が望むことは
働くことが、自分を生かすことであり
企業の最終目的が
人間の”幸せ”へと帰結されていく
そういう存在のしかたこそ
これからめざされなければならないと
私は思っています。
そのためには
その人間の自由な発想
解放された自主性に元ずく
自己管理の中で
それぞれの能力がジャンプしてゆく契機を
常にはらんだ場としての
会社。
そして
社長自らが
率先して自分の殻をどんどん破ってゆく。
カウンセリングでもそうですが
自分を解放してゆくほど
人間はその能力もアップしてゆきます。
自分にかけられたブレーキを外せば
外すほど、
脳の回転速度も速くなります。
またブレーキを外したからといって
暴走することも
ありません。
つまりブレーキをかけていた
もう片方の能力が顕れてくるから
逆にバランスが取れてくるのです。
うちの父ちゃんの場合は
感情の出露にブレーキがかかっていました。
そのブレーキを外すべく
様々な色を使いこなすことに
取り組みました。
夫婦で洋服を買いに行き
今まで着たこともない色に
挑戦するのです。
その色を着こなしてゆくことが
その人間の感情の解放と
感情の幅を広げることにつながります。
苦手な色がなくなれば
なくなるほど
人間の多様性についての解放
及び包容力が
出来てきます。
そのことがきっと
会社経営に自然と反映されていくだろうと
私は思いました。
休日の庭造りは
庭全体の中で
どこにどの色の花や木を配置するかで
それは自動的に箱庭療法となります。
自分の感情の矯正やまた
全体を統合する
潜在的な能力となります。
まあそれがどれ程父ちゃん自身の
会社経営で萌芽されたかは
分かりませんが、
彼自身がこの10年間で
かなり心的変容と解放を
遂げたことは明らかです。
日本の企業の中で
どれだけの企業が
自分を生かす場としての職場という
ビジョンを持っているのか
分かりませんが、
私はきっといつか
そういう在り方に
企業もなっていくであろう
いってほしいと
願っています。
そのモデルを
父ちゃんを通して実現できれが
自分のことより父ちゃんをささえてきた
私も浮かばれます。
仕事はやりがいがあって
楽しく
そして
あくなき利益の追求ではなく
ワーカーたちが誇りをもって生産したものを
社会へと提供し
そして富を独占するのではない
分け合う事の出来る会社、
人間の幸福へと貢献する会社
いつの日かそんな会社が
次々に生まれてくる時代に
なりますように・・・と
願っています。
できたら
生きてるあいだ
すこしでも
その兆候をみれたら
幸いですが・・・・。
まだまだ時間が
かかるでしょう。
『伝心柱マガジン』もやっちょります。
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● 最近、ブログを書くだけで精一杯で、ちょっと疲れてきたので
コメントンに関しては、お返事を書かないことにいたしました。
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