シリーズ「共依存からの脱出!」・・・№14 落合博満元監督の成功禁止令! |
カウンセリングルームの卒業生数人から
やっと自分の好きなものがなにか
わかってきた・・ということや、
自分の部屋や自分の周囲を
自分の好きなものや
自分を満たしてくれるもので
いっぱいにしたいというメールをもらい
よかったなあーと
思う。
思えばこの私も
大学に行くために
親元を離れるまでは
髪型さえも
親が決めていたんだから
勿論洋服などもすべて
親が選んでいた。
だから
独りになって
もうほんとうに
自分が何を好きなのか
洋服なども
どんな洋服を買ったらいいのかすら
わからなった自分がいてね、
でも今は
自分の好きなものばかりを
傍に置いている。
今日は先日テレビで見た
落合博満元中日監督の
成功禁止令の事を書こうか、
それとも
私流、お金の使い方を書こうか
迷っているけど、
まあ忘れないうちに
落合監督のことを
書いとくか・・・・!!
先日日曜のテレビで
中日の元監督落合氏がインタヴューを
受けていた。
落合さん流の「俺流」というらしいけれど
この「「俺流」という中に
彼がかけてしまった錠前、すなわち
成功禁止令があるように
思いました。
落合氏の監督業は、
徹底した「勝ち」にこだわり
決して自分の腹のなかは選手によませない・・という
選手との間に壁をつくりながら
しかし一方では
厳しくハングリー的な練習を
徹底させて選手の身に着けさせ
選手の才能を生かすべく選手起用をし
それは自分が厳しい父親の立場から
選手を育てていくという
もので
それが昨年のリーグ優勝へと
中日を導いたという事でした。
それはそれで
素晴らしいことですー!・・・が?
しかし彼はそこで
監督を解任されたのか
自分で降りたのか
わかりませんが
自分は父親として
もうすべきことはやったから
今度は自分達で自立していけ・・・という
心境だと言っていました。
自分が世間的から
どういわれようが、
たとえ悪者になっても
選手をまもってやらないと・・と。
スタジオの人々は
みんなそのことに
共感したのか
感慨を受けていましたが、
私は
アレッと
首をかしげてしまいました。
勝てば官軍で
すべて良し
終わりよければ
すべてよし・・・・・という
こともありますが、
巨人の川上監督は
9連勝という大業を
成し遂げましたが
私が野球に疎いということも
ありましょうがね・・。
野球の監督って
父親なの・・・だろうか・・?・
まあそういう要素も
ないことはない!
しかしですよ
プロの選手で
つまりお金を稼ぎに来ている
仕事師たちの集団でしょう!
勿論目的は優勝で
”勝つ”ことでしょう!
だから当然厳しい練習と練習量によって
自分を鍛え、磨かないと
結果はだせないし
それに監督がアホだったら
選手起用もアホになるから
監督は、そういう意味でも
父性的厳しさと
理性的な慧眼及び戦略、戦術を持って
選手を起用し
戦闘的な戦いを
しなくては
いけません・・・・が?
落合監督が世間からは非情・・・と
言われながら
しかし本心は
情に厚く
父親のまなざしで・・・・見守っていた・・という
事でしょうか・・・?
たしかにそのおかげ
素晴らしい優勝をなしとげましたが・・・。
成功禁止令がかかっているひとは
深層心理に自信がなく
たとえ成功したとしても
それを受け入れることができませんから
成功を続けて
実績化する前に
怖気づいて
身を引いてしまいます。
いちじ流行った
ピーターパンシンドロームも
そうですね。
成功を前にして
足踏みしてしまう・・・。
逆に成功禁止令がかかっていないひとは
はなから
自分は成功するに
きまっている・・・という
強い自己肯定と
自信がありますから
成功のためにだけ焦点を合わせ
エネルギーと
集中力及び
知識と行動を
そこに絞り込んでいきます。
落合氏はなぜ父親という位置に
自分を設定したのでしょうか・・・?
そこにこのひとの
甘えと
甘さがあるように
思います。
そういう幻想で
選手と関係を結ばずには
いられない彼の
”共依存”です。
彼がほんというに非情で
勝ちに行く人間なら
はじめから
自立し
自分を厳しく鍛えた
能力と才能を磨いた選手だけを
最初から起用していけばいいんです。
それこそ
そこに
情などはさまず
育てようなどと思わず・・。
最初から厳しい中に
選手を
放りこんだらいいです。
だって
それがプロのあるべき姿でしょう。
そしてそういう中で
いろな個性を持つ選手が
それぞれに
”自力”で
”自立”して
育ってくる中で
それこそ
プロデユーサーのごとく
役割に応じて
選手を自在に
つかいこなし
勝つために
”自分の手腕”を
発揮していけば
いいじゃないですか・・。
玉石混交の選手たちは
突き放されることにより
自力で這いあがっていく者
甘えで墜落する者
それぞれが
自力で立っており
後は監督の戦闘力と
戦術能力を
自分が発揮すればいい!
だれもが思いつかないような
目も覚める
闘いを
やれば
みーんな
自力を発揮しながら
ついてくる・・・。
成功していく人間
それは世間的に地位や名誉や
肩書を得るとか
有名なるとか
お金持ちになるとかでは
ありませんよ。
成功していく人間は
もう
カランカランになるくらい
自分を使い果たして
自分らしい
生き方をしていく人です。
誰のためにでもなく
ましてや
父親としてとか
母親としてとかでもなく
さらに
他人のために
自分を提供する(共依存)ことなんか
ありません。
ひたすら
自分に与えられた能力を磨き
ひたすら
自分の内容を生きてゆく。
自分の内容を生きてゆくから
自分が集めた確実な、
実感に基づいた、
情報で
脳地図が確実に埋められてゆき
広がって行き
自信が溢れてきて
だから
直観が
ビンビンあたるように
なる。
脳は極めて
シンプルに
成功へと向かって
全回転していくんだね。
しかし成功しても
いささかでも
”不純物”が混じり
その無意識層に
歪みや欲がでてくると
あっという間に
墜落していきます。
落合博満氏が
「オレ流」という
言い訳を
捨てて
無言で
自分をさらけだす
非情な監督になる姿を
見たいものです。
何も言わなくても
そこにあるものが
その人の自分を注ぎこんだ
【宝の結晶』
なら
人々は
チャ―ンと
その人を
大切にし
尊敬すると
思います。
そうなると
いいね!
雪の中から!
『伝心柱マガジン』もやっちょります。
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