シリーズ「残念なひとびと」・・・世渡りの方法! |
いい大学に入れば
一流企業へ就職でき
安定と高収入を得られる・・なんて
いかにも陳腐で根拠のないことに
日本中が熱病のように罹り
受験という
くそにもならない勉強と
競争選抜に
たいせつなたいせつな
育成期を費やした若者たち。
受験というクソ勉強はできても
複雑でややこしく、
欲と打算が
魑魅魍魎が蠢く
この世を
どういう風に処世していくかの
術も方法も
彼らは
親からは
教わっていない。
厳しく甘くないこの世で
いかにお金を儲けながら
世渡りをしていくかこそ
親がおしえないとねえー!
つぶしが効かないよ…青年たちは。
まず人間関係を学ぶ”遊び”も取り上げ
勉強さえできれば、
うまい汁が吸えるような
錯覚をあたえ
一流企業に就職したら
人生すべてがうまくいくなんてことが
あるわけがない。
遊びという子どもにとっては
二度とは来ない子供時代の
特権すら取り上げられて
学校と塾で疲弊し、
更に
大学を卒業して、
たとえ企業に入ったとしても
そこにはいろんな人間が蠢いている集団の
ストレスと
収益をあげなくてはならない・・という
プレッシャーの
地獄の釜の蓋が
開いているのに・・・。
それにどう対処していくかを
親は子供に教えたの
だろうか・・??
逆に
親の陳腐な思い込みに振り回されて
親に従ってきた子供は
学校を卒業し
親以外の人間が蠢く社会に
ほうりだされたとき
自分をどう生かして
生き延びてゆくかの方法を
子どもは親から
教わったのだろうか・・・?
そういう事を含めて
今、学校を出たけれど
就職もままならず
彷徨っている若者のために
書きます。
まず、君らは、いうなれば
この世に誕生したばかりの
赤ん坊だと
思ってください。
赤ん坊だから
この世の事はまったくわからない…というのが
前提です。
だからこの10年間くらいは
お金を稼ぎながら
この世の現実を
”学習”する
見習いと
下積みの時代だと
考えてください
運良く企業に就職できても
そこには、
腹にいちもつを持った大人(先輩)たちが
うようよいて、おそらくそこは
人間の修羅場だと思いますから
つまりね、
既に出来上がっている集団に入る…という事は
そういう風に修羅場に入ると
覚悟していないと
ぼろぼろに
潰されてしまいます。
そして赤ん坊の自分が
抜け目なく
周囲を観察しながら
そこがほんとうに
自分をいかせる場かどうかを
考えることです。
もしそこに自分を置くときめたら
今度は
アリトアラユル事を
学び
盗み
自分のスキルに加え
自分を磨いてゆく戦略と戦術が必要です。
戦略とは
自分のスキルに何を蓄積していくかを
考える。
或いは自分が置かれている場を
いかに有効に使うかを
3年から10年くらいをめどに
考えて
着々と身辺を整えてゆく。
勿論人間関係も人脈もです。
戦術とは、
周囲の人間関係の中で
感情に溺れずいつも距離を取りながら
そして仕事における
当面の優先順位をきちんと整理して
こなしてゆく。
コツコツと誠実に信頼を創りあげてゆく。
10年くらいの下積みを覚悟し
さらに10年後の自己イメージに向かって
アリトアラユル場において
自分のために利用し
自分を
磨いてゆく決心をし
それが実るように
行動する。
人間は長く付き合わないと
ほんとうにその人の良さは分かりません。
短期間に人を決めつけず
自分も他者もそういう射程の中において
見ることだと思います。
そして
10年たったら
今度は自分が実現したいことに向かって
いよいよ着手しはじめる
実現するために自己フィールドを
具体化していくのですね。
さて運よく企業に就職できなかった人間は
どうするか・・・。
あえて運よくと書いたのは
企業に就職したのは
いかにも就活に成功し
安定を手に入れたかのような
幻想、錯覚がありますが
上記に書いたように
集団に入るとは
ある意味ストレス地獄に入るようなものですからねえ…!
そこにはいったら最後
かなりの葛藤があるからねー!
ただ
自分になにか
やりたいことがあるなら人なら
それに向かってコツコツと
足場を組んでいくことです。
取り合えずなるべく目的に近いところで
お金を稼ぎながら
自分の目的を実現するために
戦略と戦術を練る。
以前書いた「残念な人々」のように
才能だけで押していけるなんて
思わないことです。
実現のための段取りをつけていくことが
とても重要なのですぞ!
やはり10年後くらいを射程にいれて
自分は何もしらない
ゼロから学ぶ覚悟で
先輩や上司から学ぶ
盗む。
マーケットをみつけ
関係をつけていくノウハウを
身ににつけ
更に経理や税や経営方法のことも
学ばなかればならないでしょ!
10年くらいどこかで下積みをしながら
着実に
自分の足場をまず作っていってから
さらにそこから今度は
自分のフィールドを造ってゆく!
最後は学校は卒業したけれど
自分が何をしたいかわからない!
しかも
就活に失敗した人!
こういう人が一番多いかもしれませんね。
まず
働くことです。
冒頭に書いたように
自分は右も左もわからない
赤坊状態であることを
しっかり自覚して
自分が育つために
自分を育てるために
何でもやってみましょう。
好奇心まんまんで
とりあえずお金を稼ぐことに
挑戦する。
自分でも何がしたいのか
わからないのだから
まず、お金を稼ぐということを
目的化して
その”現場”に立つことです。
そして
そこから
いろんなことをやってみて
勿論いろいろ失敗もあるでしょうけど
でも右も左もわからない赤ん坊から
少しずつ学習しては
自分は何でお金を得ることが
向いているかを
捜します。
10年とは言わないが
今までそういうことに対処して
こなかったのだから
まずそういう現場にたって
下積みを経験することです。
何でもやってみよう”
肉体労働でも
事務職でも
営業でも
店員でも
サラリーマンでも
アルバイトでも
派遣でも・・・・・いいじゃない!
何でもやってみてごらんなさい。
いろんな発見と学びがあるはずですよ!
それに
人間は無意識のとこで
ああこれならできそうだなあーと
判断するものですよ。
だから、無茶ってことは
あまりしないものです。
一番いけないことは
頭の中で、ぐちゃぐちゃと自分を
いじくり倒して
アクションを起こすことから
逃げて
言い訳ばかりを
考えて
時を浪費することです。
生きてることは
食わなくちゃーならない
食うためには
お金を稼がなければならない。
しかしねえー
ほんとうは
お金儲けは
オモロイものですよ!!
ただ大金を儲けようとか
一攫千金をねらう・・・なんてのは
まさに病気の人です!
最後に
まっとうな人間は
コツコツと努力し
自分の生活を築いてゆくものです。
そして物事は安直には手に入りません。
だから
10年後の自分へ向けて
今の下積みの自分が頑張る。あるいは
耐える。
ただあたまから
頑張るとか
耐えるとか
我慢するというのはナンセンスですぞ。
目的を実現するために
自分を生かす未来のために
がんばり
耐えて
がまんする。
そして
抜け目なく
さまざまに学び
専門の知識や
ノウハウを
つけてゆく。
多くの人間と交わるうちには
とても素敵なひととの出遭いもあるでしょう!
ああ そうそう
言っておきますが
後ろ向きなひとや
怠け者の人は
同じような同類の人を
磁石のように自分の周囲に
引き寄せますから
くれぐれも
前に向かって生きることですよ!
『伝心柱マガジン』