イライラのカードあつめ。 |
ホームのベンチに座っていたら、
赤ちゃんを前に抱っこし
おおきな荷物を抱えた若いお母さんが
立っていて、
ホームに入ってきた急行電車に
乗りこんだ。
が・・・・。
ふと見ると
その電車の中は
そのお母さん以外がほとんど座っていて
彼女は立っている。
赤ん坊が重くて席をとれなかったのかなあ・・と
思うが、
それにしても
誰か席を譲ってあげる人はいないのか・・・と
思ううちにドアが閉まり
急行は発射していった。
私は車で出かけることが多く
余り電車には乗らないが
それでも、
明らかに私より高齢の方には
極力を席をゆずる。
それと
赤ん坊を抱えているお母さんにもです。
最近は
そういうことは
あまりしないのかなあ・・?
その話を娘にしたら
そういう電車の中で席を譲らない・・という事だけでなく
ウエブ上では
飛行機の中で泣く子どもや
ファミリーレストランで泣き止まない子供のことが
論争になっているそうだ。
アラアラ、子供は泣くのが仕事なのに・・・???
と
言うと、
娘がいうのに
多分みんながイライラするのは
子どもに対してではなく
しつけられない親に対してだと
思うけど・・・という
話でした。
なるほどねえ、
しつけるのは難しいよね。
子ども・・・という
小さな人間をどう導くか・・・・そりゃあ
大変だろう、まず自分が
どう生きたらいいかがわからないとねえ・・!
それにしても
どうも私は世の中の人々がカード集めをしているように
思える。
カード集めとは
自分の中の怒りを我慢する代わりに
1枚、2枚と怒りのカードを
深層心理にあつめていく。
そしてカードがあつまり
これだけ我慢のカードがあつまったらのだから・・・と
自分の中を設定して
怒りを外に出すチャンスを狙って
明らかに落ち度がありそうな
他者に対して
怒りを発射する(キレる)
そういう
深層心理です。
つまりそれは
自分の我慢をためれば、ためるほど
心の中にどんどん余裕がなくなり
無意識に発射するターゲットを
捜してしまうんですね。
被害者意識は一瞬に反転して
攻撃意識へとなる。
その時ターゲットになるのは
弱い人間。
誰が見てもドジな人間
或いは
攻撃しても、理由がたつ
失点をもっている人間です。
いま、日本中とはいわないけれど
でも
かなりの日本人は
苛立ちカード集めをしているかもしれませんね。
でも
ちょっと深呼吸して
心の余裕を取り戻してほしいと
おもいます。
私自身も含めてね。
●「流・ながれ」のホームページはこちらです。
皆さまご観覧
ありがとうございました。
漫画家の奥友志津子様、すてきな絵をありがとうございました。
さて、能勢カメラマンと村上監督の名コンビの作品で
是非皆様にご紹介したいものがあります。
準備が整いましたらご紹介いたしますので
どうぞ楽しみお待ちください。
『伝心柱マガジン』
でも、区別してほしいと思うことがあります。
赤ちゃんが泣き叫んでも、親のしつけのせいではないこと。
幼児が暴れたり騒いだりするのは、明らかに親のしつけのせいだということ。
四歳とゼロ歳の子供を育てている、私の実感です。
世の中は赤ちゃんに対して異様に冷たく厳しい目が投げ掛けられているように感じます。
逆に、幼児の親は開き直っているというか、騒いで当然でしょ?と思っていたりするような。
伝心柱さんがかかれているように、せめて赤ちゃんのために、あのお母さんが急行でだっこで立ちっぱなしにならない方策…例えば譲って席をたちたくないなら「赤ちゃんだっこしましょうか?」または「お荷物持ちましょうか?」の声くらいかけられても良いかな、と思う私は甘いでしょうか?