コンプレックスのからくりその1 |
ほんとうに
私は励まされます。
児玉さんが収集した
名もない遠野のお婆さんやおばさんや
妻たちや娘たちの言葉には
それぞれの女たちが
心に激しさを秘めながらも
いいたいことをを呑みこみ
心を戸棚にしまいながら
しかし
一家の底柱として懸命に働き
支えてきた
柔らく
しなやかな強さを
感じます。
その野良着や働き着の中に
慎ましい女の体があり
ごつごつと節くれだった手や
日焼けした髪や顔にこそ
女のいちばん大切な
家族への包容力や慈愛が
あふれ出ていて
私には眩しい!
そんな女たちを
児玉さんは
硝子絵にし
言葉に
してきた。
先日、
脳の働きから
魂はないと書きましたが
魂というのを
いわゆる<霊>ではなく
その人間を貫く
その人の原理的現象としての
最も
・気高く
・高邁な感情と意志と
するなら
まさに児玉さんはいつも
女たちの魂に向き合いながら
ガラス絵を描いてきたと
思います。
そこにドストライクに
焦点を当てながらです。
私も
いつも
自覚的に
他者の表面的なものではない
その人の顔の奥ににじみ出ている
懊悩や
その人の体の奥に流れる
清々しい清流のような感情にこそ
自分の眼差しの焦点をあててきました。
自分の心を空っぽにして
見えてくるのは、
ひたすら相手が着こんでいる
たくさんの汚れの奥にある
清らかな聖なる泉です。
今まで
その泉がなかった人に
あったことがありません。
みんな
その泉をもっていました。
しかし
なぜそれが
汚れり
歪んだりしてしまうかというと
それは
コンプレックスという
・人間が作った表面的な物差しで測られたもので
・自分を測り
・他者と比較して
・自分をディスカウントし
・それが正しいと思いこんでしまうからです。
またそう思いこんでいる人は
どんどん
その思い込み(コンプレックス)の渦の中に
はまってゆきます。
脳がそういう風に構造化してゆくのですよ。
人間がコンプレックスにまみれて
コンプレックスに乗っ取られている時
その人の感情はどんどんねじくれ、歪み
後ろ向きになってゆきます。
そして
その苦しみに
あがいた反動で
他者を貶め
攻撃します。
コンプレックスが強い人間ほど
プライドが高く
その
プライドで
自分を武装します。
※無意識にそういう脳の構造になってしまうので
自分のプライドに
気づいていないひとのほうが多いですが、
プライドが高い人(劣等感の強い人)ほど
傷つきやすい・・・これがヒントです。
そうなると脳の構造は
どんどん
そのコンプレックスに基づいた構造へと
加速されてゆきます。
ほゞ
・自動的に
・無意識に
そういう脳のシフトに
自分がはまっていきます。
逆に
そういう自分こそが
快感すらになってしまいます。
悲しい自分が好き
被害者の自分が好き
悲劇のヒロインが好き
そして
絶望が好き
という風にです。
それが翻ると
他者が嫌い
明るい人や
成功している人が嫌い
最終的には
自分以外の人間全部が嫌いで
憎たらしい!
という脳の感情のシフトに
どんどんハマり込んでいきます。
ほんとうに
残念ですが
ねじくれ、歪んだ感情にあるときこそが
自分の感情がスッとして
安定してしまうのですね~。
そうなるともうどんどん
自分の感情に固執してばかりになり
客観性が欠落していきます。
つまり
そのひとの脳が
そういう風に構造化してしまうのです。
ほんとうに残念ですが
歳を経た人達,
老荘にはいる人たちで
もう
そのシフトが固定化してしまった人を
たくさん見ます。
そうなると
残念だけれど
もう
ダメかな~・・・・。
もし、そういう自分に気づいたら
そうなっている自分を
どうしたらいいか。
そういう自分に気づいたら
冒頭に書いたように
自分の中にある
聖なる泉を
探してください。
濁っていない
自分の清流のような感情です。
人間は
人間界に生きている限り
様々なコンプレックスの洗礼をうけるのです。
それは仕方ないことなのですが
しかし
そういうコンプレックスまみれの自分を
◎愛さないでください。
そうではなく
汚れや
厄介なことが浮遊する世の中で
懸命に生きている
◎自分の魂と
自分を丸ごと
愛するのです。
魂とは
霊ではありませんよ。
・気高く
・高邁な感情と意志という
自分の現象です。
児玉さんがその愛のまなざしを向けて
ガラス絵に描いているのは
そういう風に
弱くて
厄介なものを抱え込んでいても
そこから立ちあがり
逞しく
しなやかに生き抜いている女たちです。
素敵です!
明日からまた遠野にゆきます。
かえってきたらこの
「コンプレックスのからくり」のことを
シリーズで書こうと思います。
是非
コンプレックスの思いこみから
脱出していただきたいと
思いますのでね。
素敵です、秋海棠!
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久しぶりの「もしもし亀さんと音姫の往復書簡」です。
↓
敬愛する音姫様本日はシンデレラ様と共に態々池袋まで足を運んでいただき
、お二方とも亀の事で大変親身になってお話をしていただき、
本当にありがとうございました。亀の周りでは、皆が警鐘を鳴らしてくれます。
金太郎さんは初めは強く、
浦島太郎さんは常に激しく、
シンデレラ様は亀を庇うように温かく、
そして、音姫様はいつも丁寧に分かり易く。外から客観的に見れば、
この図体だけはデッカイが、
中身は全く伴っていないトロい亀の事ぐらい、
誰の目から見ても明らかで、
況してや、多くの経験を積み重ねて来られた方からすれば、
火を見るよりもずっと明らかなはずです。その事に対して、
亀自身に危機感が無い事が、
まさに危機的状況なんだよ、
もう行動に移さなきゃダメだよ、
さぁ始めてご覧なさいと、
鐘がずーっと鳴り響いている。ゴーン、ゴーン、Gone!!!心の中で思っても、
実際に口に出して言ってくださる方なんて殆どおりません。音姫様、シンデレラ様、
本当にありがとうございます。僕は文章を書くのが好きなので、
先ずは、ブログを続けてみようと思います。今日も池袋の千疋屋にて、
色とりどりの甘〜いフルーツが贅沢に入った
スパイシーで美味しいフルーツカレーと、
大好きなピーチがふんだんに使用されたパフェをご馳走していただきまして、
本当にありがとうございました。桃もパフェも大好きな亀
亀よガンバレ!・・音姫!!
脳の中は何かに反応して連鎖がおきますので、もし今度
コンプレックスや嫉妬がおきそうになったらすぐ息をとめて口を閉め、鼻の呼吸も止めて1.2.3.4.5秒間
呼吸と脳の連鎖をフリーズしてみてください。
このことをコツコツと続けてください。そのうちコンプレックスも嫉妬も格段に少なくなっていくとおもいます。