読書芸人の愚! |
しらけた!
自分の読書を特化して
あれこれいう彼らをみていると
だから
ダメなんだよといいたくなった。
今までは我慢して言わなかったけれど
特に又吉には
がっかりしている。
彼は芸人としては
もう取り返しのないことをしてしまったように
私は思う。
芥川賞をとった彼の小説を読んだけれど
やはり文章の稚拙さが気になった。
それはもしかしたら昔のような
凄腕の編集者がいなくなったせいでもあるようにも
思う。
今は編集者の専門性も劣化してしまったと
友人の編集者から聞いた。
彼も70を越えてもう引退寸前の人でもあるが。
もし私が編集者であったら
こういう
・即物的な表現には
きっと赤を引いたと思う言葉が
又吉の作品にはあった。
しかし彼以前に受賞した芥川賞作品も
何冊かは読んだが、
中には
あまりのその人間認識の浅さに驚いて
途中で捨てた本もあり
小説を描くということそのものが
劣化の中にあるかもしれない。
ただね、
以前に
浅草公会堂でピースのコントを
みたけれど
その時の又吉は
キラキラしていた!
だいたい自分が読書家であることを
ひけらかすことなど
芸人としては邪道であると思う。
そして
優れた芸人はみんな
口にはださないが
新聞をくまなくよんだり
読書をしたりしていると思いますよ。
光浦なんかが
自分のインテリ度をひけらかしているけれど
彼女はいまだ少女の域を出ておらず
逆に
相方の大久保佳代子氏が
本を読んでいないわけがない!
しかし大久保女子は
聞かれたら
<週刊大衆>を読んでると言っていました・・・笑!
司会の宮迫だって
本を読んでいないわけが
ない!
そこに芸人の賢さを見る。
又吉君
君は自分でも
学者先生とばかり話をしいていると
言っていいたけれど
学者先生と話して
楽しいのかい???
それよりも
芸人仲間や
どうも君が大好きらしい
クズ人間でアホの
<ちどり>の大悟と話している時のほうが
よほど
楽しいんじゃないのかい???
そっちの世界のほうが
よほどまともでオモロク
豊かな感性の世界じゃあ~ないのかい?
ノンスタイルの井上が
気取って
「さてと・・・。」と
いったら
「オメーがさてと、というな」
と<カウカウ>の多田君が
むかついたように・・・・笑!
<フッとボールアワー>の
ノンちゃんが
休日にはカフェにいくといったら
大衆はドンびいて
「お前はカフェなんかにいくな・・・」という
反応する。
ノンちゃんは小型のプードルを飼っているというと
女子たちから
非難ごうごうのぎゃあ~と声があがる。
そこにこそ
賢い芸人の姿がある。
本を読んでいて
本当はかなりのインテリだと思われる
大久保佳代子さんは
夜更けのスーパーで
値段が下がったお惣菜を買っていそうだし
ドラッグストアで買った
安物のシャンプーを使っていそうだ・・・・と
大衆に思わせてしまうとこにこそ
芸人が芸人たる矜持がある。
能ある鷹は爪を隠すもんです。
<読書芸人>が自分の本だなを
紹介していたがその時
かろうじてラインすれすれのところにいたのが
メイプル超合金カズレーザーで、
彼は読んだ本をどんどん処分するため
本棚はなく
20冊くらいの本がが山積みにされていた。
いいじゃないですか。
私にとっても本は
食べ物の野菜にようなもので
読んだらどんどん捨ててしまう。
そうしないと我が家は
本のごみ屋敷になってしまう。
言っておくけど
本を読むことなんて
ステイタスでもなんでもない。
自分ののどの渇きを満たすために
・他者が書いた別世界(本)を読み
・自分にはないもの食べる
だけのことである。
ただ、それだけの話である。
ただ、それだけの話であるが、しかし
本を読むということは
文字と言葉によって
立体的に構成される
・文章と文脈とさらに
・行間の空間には
視覚世界や聴覚世界とは格段に異なる
世界がひろがっている。
作家によっては
空間を読ませようと意図し書く人も
いる。
文字と言葉によって
表現された
・複雑なファクターの関係性が交錯し合う中
・認知が
・より立体的に深められ
・物事を
・抽象的にかつ
・立体的に
・認識できるそれを
・身につけることができる。
つまり、
自分の頭の中が
複雑かつ抽象的
そして構造的に反応できるようになる。
物事の
・複雑性や
・多面性や
・多情報化によって
どんどん脳空間が埋まり
豊かで緻密になっていく。
それは
インターネットでググって
情報の上っ面だけをしって
わかったつもりになったり
視覚、聴覚情報だけで
単純にその
外枠だけを認識するのとは
えらい違いである。
自分が広く豊かにかつ
複雑なことにも
対応できるようになるためにも
本を読むことは必須であると
私は考えている。
そして
さらに
そこに
◎自分の体験と経験とが重なって
自分という人間の
<ミクロコスモス>がネットワークしていく。
自分という<コスモス>をもっているのは
楽しい!
自分のちっぽけな世界を
重層にそして豊かに広げていくためには
本には素晴らしい資源がいっぱい詰まっている。
でもね
それは自分が自分の<脳戸棚>をもっているということで
ことさら
他者にひけらかすことではない。
そして本は
他人から勧められて読むものでもない。
自分の喉の渇きを潤わせる飲み物は
自分で探すんだよ!
本屋に行き、
本を実際に手に取り
そして目次や前書きを読み
ページをめくり
紙の感触を探りながら
表紙や挿絵をみて
そして
気に入ったら
自分のために買う!
又吉君
きっと君ももう気が付いていると思うけど
まだ間あうよ!
芸人の世界にお帰り!
そして大悟みたいな
おとなの男になろう!!