新しく旅つHさんへ、その7継続はちからなり!! |
ドキュメンタリー映画の監督小川紳介氏と
その作品についてかきました。
そこには
日本の農民の背後に営々と広がる
農業の風土と歴史とを描くことを
小川さんはほゞ人生を懸けて
追及されている。
それは小川さんの映画の撮り方が
そうである
ということもあるでしょうが
物事は何においても
極めれば
極めるほどに奥が深い世界があるからだと
思います。
しかしそれは
極めれば究めるほど
豊かに実っていく世界でもあります。
簡単であるようで複雑であり
その複雑さを越えてゆくとそこには
シンプルな本質の世界が見えてくるのです。
さて今日のタイトルは
<継続はちからなり>です。
まあごく普通の人の発想としては
その仕事が自分にむいているかいないかが
仕事を選択する基準になるとおもいます。
そして仕事を始めると
いろいろな想定外のことも起きてきて
人は悩み始めます。
もしかしたらこの仕事は自分に
むいていないのではないか、
とか
このしごとを選んで
よかったのだろうか、
とか
もっと他の仕事だったら
うまくやれるのではないか
とか
まあ人は想定外のことや
困難なことに直面すれば
思い悩むものです。
しかし人間は
・自分に関心がないことや
・適していないことは
・無意識にスルーしていきます。
だから
本人は気づいていないのですが
・人間は(自分は)いつも
・自分にふさわしいところ(関係)にいるのです。
良くも悪くもね。
※つまりその人がいるその場所も人間関係も
その人が
無意識に選んでいるのです。
そして
全てのことにおいて
物事が実ってゆくには
●時間がかかります。
それは時に
・10年20年30年というスパンが
必要なのです。
安易にできたものは
安易に壊れてしまいます。
簡単に獲得したものは
脳のなかで記憶に残らず
簡単に消えていきます。
また
あれもこれもと
手をつければつけるほど
底の浅い散漫なものになり
実りうすくなってしまいます。
反対に
・継続はまさに力となり
・やり遂げてゆくプロセスのなかに
・宝物や実りの種があります。
またやりきっていく中でこそ
潮時という終着点も
見えてきます。
それは自分が十全に納得し
悔いのない終わりの時です。
冒頭の小川紳助監督の映画は
14年の年月をかけて
終わりを迎えました。
大変なスケールの映画になったと
思います。
だから私はHさんに
迷いがでても
まずは
1年頑張ってみよう!
或は
なにがあっても3年は腰を据えて
やりとげてみよう!
と
いうように
その仕事の内容がどうのこうの
というのではなく
◎時間軸で仕事への取り組みを
設定することだと
思います。
あれこれと
自分の気を散らしている間に
実ることも実らなくなってしまいます。
それより
じ~っと腰を据えて
ひとつのことを
やり続けることです。
私くらいの歳になってみると
物事や仕事を自分のものにするのにも
10年20年の年月がかかることが
よ~くわかります。
すべてにおいて
ことはそう簡単にはいかないことを
思いしります。
この人はダメだな~と
思う人ほど
最初に防衛線をはってきます。
つまり先に
自分の限界ばかりをみるのです。
そういう人は
ちょっとやっただけで
すぐに見切りをつけて
やめてしまいます。
しかしその先にこそ
旨味や宝があるのです。
それを体験せずに
結論をすぐだしてなにもかもを
中途半端にしてしまいます。
残念ですね!!
ほんとうに
・ローマは一日にして成らず
・千里の道も一歩から
そして
・継続はちからなりです。
クモマグサという花です。
可愛いね!