会社とは。 |
「遠野妖怪アイコンフェス」の準備のために
今トッツイーがポスターのデザインをするために
週2くらいに我が家に通勤・・・・?してくれている。
条件は飯付き、ということで。
仕事を終えて夕飯の時に
うちの爺さん(元社長)が彼女といろいろ話す。
就活中のトッツイに、
・働くということはどういうことであるか。
・仕事とはどういうことであるか、等々を。
そして先般、彼女に話していたのは
会社とは、仕事ができる人も、
それほどできない人も、
いろんな人で支えられていく。
会社は
それら、多種多様な人と、
その才能を包み込む場でなけければならない、という話を
していた。
そういう包容力のない会社は、必ずおかしくなる。
それを傍で私も聞いていて、
それは会社だけでなく、
社会というもの在り方も同じだと思う。
そういう包容力をもたなくなると、
社会はファシズム(狂気)へと走りだす。
そもそも人間は、
一人の人間の中に
優れたところもあれば、
ポンコツのところもあり、
私自身もいつもポンコツの自分にあきれながらも
どうにかやっている。
だから、私はお笑いが大好きで、
自分のポンコツ部分を代理してくれ、
それを、
笑いでカタルシスしてくれる芸人も
大好きなのである。
そういうことを聞いてトッツイが
えっ、会社って利益追求の場じゃあないのですか?
と怪訝そうに質問した。
爺さんの答えは、
勿論、お金を稼がなければ、
社員の生活が成り立っていかない。
それも大事なこと。
しかし、そればかり追求すると、
かならず会社はおかしくなる。
つまり、人間の場というのは
見えない処でいろんな人の多様性に支えられている。
稼ぐことばかりで、ギスギスしている場は、
息苦しくなり、結果的には、
働きにくい場となってしまう。
しかし先頭に立って働く人もいるし、
見えない処で、仕事を補助してくれたり、
個性的で、不器用だけど、どこか独創的だったり、
ユーモアで笑いを創ってくれたり、
掃除をしたり、花を植えてくれたり、
労働者が、
一日のほとんどを過ごすそこは、
人間のイキイキと交流する場でもある。
それを聴いてトッツイの質問。
会社の本質はなにですか?
爺さんの答え、
突き詰めれば、包容力で、
「優しい」ということが大切なんだね。
私も今まさに
「優しい」という、
とても難しい課題の川を
越えようと思っています。
ほんとうの優しさは
善きことも、ポンコツや、のろまなのことの
そういう
人間の多様性に対して、
自分の中に、
優しいアンテナがたっているかどうか。
爺さんの話は、いつか場をつくり、
他の若者達にもシェアしたいと
考えていますが、
本人の腰があがるかどうか・・・笑!
蹴っ飛ばすかあ~!