人は皆おかしいもの |
行きの車中で映画「アメリ」のサウンドトラック版を聞いた。
空もどんより曇っていたし、
ちょっと欝気味な気分もなかなかヨシ・・。
この20年くらい、朝の欝に悩まされてきたが
最近、思い切ってサルシンを飲み始めたら
馬鹿みたいに楽になった。
本当に朝、不安が体中に襲ってくるあの辛さは
耐えられない。
しかしカウンセリングでナントカしのいできたが
もう限界だった。
それにしてもフランス映画を見ると
どうもフランス人はもともと人間なんて
どこか変と思っているようで救われる。
誰だったか心理学者が、人間が生きるということは
病んで行くことだ。といっていた。
「アメリ」の登場人物もみんなどこか変!
でもその「変」なところが凄く魅力的なのです。
日本人はどこか変わっていると仲間はずれにしたり
無視したりする。だからつまんない奴ばかりはびこる。
でも最近はおかしい奴がたくさん出てきていいねー。
竹中直人とか
ダンカン
そのまんま東とか
三谷幸喜も変
たけしも
渡辺衿子,徳井優
きききりんさんもかなり変だけどいいでしょう。
もちろん旦那の内田裕也も
若い俳優さんもいっぱいへんなひとがいるねぇ。
つまんないの代表吉永小百合、渡哲也、石原アホ軍団
この手合いは腐るほどいる。
ところでこの前、内藤瑤子の版画展で
うちの貧乏ディレクターに
「ミッキーとキス」という作品を買ってあげた。それは、
ミッキーマウスが黒い人影とキスをしている版画で
ディレクターが言うには
多分、内藤さんは意識しないで作ったと思うけど
凄く現代を象徴している。なぜならば
ミッキーとキスをしている真っ黒な人間こそ
肥大化したディズニー産業の、影の部分
いかにも健全ですゼ、というディズニーのダァティーな裏側を
くしくも描いちゃった、というみたい。
ナルホド・・・。
健全を装っているものにろくなものはない。
もともと人間はおかしいものなのです。
自分だけでなく、他の人もネ。
若き日、貴女はまともではない、とカウンセラーに言われ
一生懸命、普通の人になる努力をしました。
しかし今、私は堂々の変人です。
この変人を凄く気に入ってくださる方も大勢いて
おかげさまで、感謝感謝の充実した日々であります。
今日の音楽
映画「アメリ」の挿入曲
エリーアメリンクの「歌の翼に」歌曲集
★知的で奥ゆかしいアメリンクでした。