シャドウの魅力! |
前にも書きましたが、
シャドウは自分が抑圧し意識の中に登らせなかった
もうひとりの自分です。
シャドウ(影)は無意識のところから
強烈なメッセージを送り、
その人をコントロールしてしまいます。
自分のなかの憎しみや嫉妬そして野心など
本人が意識に上らせては都合が悪いと思っているものです。
中には自分にそんな意識があるなんて
思いも付かないという人もたくさんいます。
そのことが他人にしれたら・・という
厄介ものです。
デモねえ、
人間なんてそんなにキレイになんか
生きれないモンナンです。
シャドウは自分の自我をキレイによそうために
一番損な役目を請け負っている
大切な裏方です。
自分の本心でもあるんですよ。
このシャドウの嘆きを聞いてあげれるようになると
人間は一回りもふた周りも大きく成熟していきます。
世界が光と影からなっているように、
自分の心も光と影があることに気づいてください。
そしてそのシャドウの心を決して否定したり、
無視したりしないこと。
なぜならその
憎しみや呪いそして嫉妬や野心こそ
自分の傷ついた心の裏返しなのですから。
どんなに自分が辛かったか、
どんなに自分が孤独であったか
どんなに自分が振り返えられず
愛されなかったか
その傷ついたり悔しかった自分の心が
シャドウとなって
心の底のほうから本当のことに
「気がついて、気がついて・・・」と
嘆きのサインを送ってくるのです。
もし自分のシャドウに気づいたら、
ああ自分はこんなに辛い思いをしていたのか
こんなに傷つきながら
私はがんばってきたなあーと
自分を癒して欲しいのです。
自分のシャドウを受け容れると
同様に他人のシャドウがよく見えるようになります。
あんなに明るいと思っていたけど
じつはこの人もこんなに苦しんでいるんだなあーと
或いは
嫉妬深いと嫌っていたけど、
じつは物凄く人の暖かさをもとめているんだなあー
野心満々だけどじつは
コンプレックスにさいなまれ、
自信がないんだなあー・・・・と・・・!
先日新潟に行った時、
あまりに日差しが強く暑いので、
陰ばかりを捜して歩きました。
陰に行くとほっとするでしょう・・!
又暗がりに行くとほっとするときもあるでしょう・・・!
特に日本人はぎらぎらの光より、
行灯のほのかな光や
障子から射すこぼれ日、
そして木々のあいだの
木漏れ日に
美しさを見出してきた民族です。
恥ずかしがりやな人は
人の影に隠れるでしょ!
シャドウはね
本当はやさしく控えめな
あなた自身でも在ります。
ジーっとがまんして言えなかったことや
できなかった事を
受けとめてくれた、
心の井戸でもあるんです。
シャドウがいなかったら
あなたは崩壊し
あなたの人格は成立しなかったでしょう。
シャドウをほおっておくと
どんどん心が冷たくなります。
でもシャドウに気がつくと
その冷たさが涼しさに変わります。
私などはどちらかというと熱血派ですから、
時にシャドウに登場してもらい
頭を冷やして
相手を突き放し
距離をおくことができます。
寂しいことも
美しいです。
冷たいことも
美しいです。
人間は影があってこそ立体的です。
影を理解してこそ、成熟します。
光も影も、すいも甘いも
全部引き受けてこそ
人間としての魅力ができるというものです。
自分のシャドウを
赦しましょうね・・・!
コメントとても嬉しゅうございました。