ゴメンネとありがとう! |
読む人は疲れたでしょう。
要するに
人間感情や感性がどんどん、
無機化しているってことです。
わたし達の子供頃は(昭和20年代)
近所の子供達が
団子のようになって遊び
子供だけの世界では、
感情が解放され、
やりたいことや
言いたいことのし放題だいで、
ときには喧嘩をして
殴りあったりしても
あとあとから、
すぐ仲直りして
時代柄ほとんどの親が
生活していくの精一杯で、
子供なんかに、
かまったチぁーいられないというのが
実情でした。
今みたいに子供の世界に、
大人が介入してこなかった
子供天国でした。
でも何時の間にか
こういう子供の世界はなくなり、
親の管理の下に
子供がからだと心をさらけ出して
怪我をしようが
喧嘩で傷を作ろうが
そんなことは大したことではないんだ・・・という
世界観が消えて生きました。
わたしがカウンセラーを目指してがんばっていた
25年くらい前
そのときの先生が
これからの時代は
分裂症の人や子供が増える。
生きる、或いは人間としての
生々しい感情や感覚が
感じられなくなる人が増える。
生きている実感が乏しくなるから、
自分が生きているという、
存在証明を感じられるには
本能だけが実感としてある
セックスでしか、
自分を実感できない人間がふえ、
そういう犯罪が増えるでしょう。
また、
ナイフできずつけたら痛いという実感を
想像できない人間が
平気で人を殺したり
いわば
感情、感覚の無機化の時代が来る。
生々しい実感の代わりに、
仮想された人間観がはびこり、
他人のことを連想できなくなったり、
閉じられた空間で、
自分の思い込みのなかでしか、
他人を理解できない人間が沢山出てくるだろうと
被害者妄想の人がいっぱい出てくる。と
言っていたのです。
現代はまさにそういった、
トラウマを持った人々の犯罪が
毎日のようにメディアに載ります。
おそらく文明の進歩とともに起きてくる
この問題は何とかクリアーしないと、
ダメなんだと思います。
蝋のようにツルツルした感覚、感性を
なまなましいものに
取り戻していくために。
少し大仰ですが
人類が
水の世界から陸に上がったときのような
大変異が
この先起きてくるかもしれません。
シュバンク・マイエルのオブジェたちは
まさにこのことを予兆しているように
わたしは思います。
もしかしたら、予兆ではなく
もう、その真っ只中に
わたし達は来ているのかも
しれません。
だったらよけいに、
子供の内に
団子になったり喧嘩をしたり
ときには殴りあったり、
仲直りしたり、
笑ったり、
泣いたり、
怒ったり、
体中の感情を解放して
腹いっぱい
遊ぶことを
保障してあげましょうよ。
勉強することよりそちらのほうが
大切です。
大人もね
同様に
自分の感情を解放しましょうよ。
少々の争いごとや
小競り合いしても
あの時はごめんなさい・・・でさー
本当の事をいおうよ。
争ったが最後
取り返しが付かない・・なんて社会にしないで。
フレキシブルに
ごめんなさいとありがとうがいえる
楽天的な社会を作りましょう。