子供は親の所有物ではない・・・! |
タレントの子供の出生届けが
最高裁で不受理になりました。
親と子の問題は難しいねえ。
子供を育てるということは
とても難しく
大変なことなんだけど、
親の心構えの中に、
『子供は親の為に
生まれてくるのではない・・・。』
という自覚がないと、
たいがいの子育ては失敗する。
子供は、
生まれた瞬間から親とは全く別個の人格。
つまり
子、独自の
自分を生きるのです。
子供はこの世に生れ落ちた瞬間から
自分を生きるために、
生きているのである。
人間というものが
そういうものであるということ・・・。
親の多くは
子供がまるで自分の分身であるかのような、
また、
ひどい親になると
子供の心まで自分の所有であるかの様な
錯覚を持っている。
そして子供は親の心を満たす為に
生まれてきたのでも
又、夫婦のかすがいでも、
アリマセン。
子供は親の言うことに従うのは
当然だとか、
子供の人生の進路まで、
自分たちの眼下に置こうとしたりする。
自分の血を引く
自分のDNAをウケツイダ
モウひとりの人間が生まれ、
親の思想や文化をうけつぎながら
も、
彼は(彼女は)、
自分だけの瞬間瞬間を生きながら
独自の脳ネッワークを作っていく。
〇
今日私は、
娘のカウンセリングワークをしました。
娘が幼児の頃の私は
とてもヒステリックな
母親でした。
いろいろな諸事情はありますが、
とにかく娘にとっては
訳もわからず怒られたり
叩かれたり
私の感情の捌け口になりました。
その傷が彼女の心に
人間を怖がり
他人の顔色を伺い
自分を押し殺してしまう・・・。という
傷をつけてしまいました。
親として、
何とか彼女が
他者の顔色を恐れず
人間を怖がらずに生きれるように
ケアして
世の中をたくましく生きていけるように
してから
あの世行き・・と考えていました。
今日ちょうど良いきっかけができたので、
彼女との合意のもと、
軽い遅行催眠をかけて
彼女の中にイメージとして焼きついる、
彼女を叩いたり折檻する恐ろしい人間の母親、
つまり私ですが。。。を
徹底的に叩き潰してもらいました。
そのワーク中
彼女は泣きながら
幼児のときに言えなかった
辛さや恨みや怒りを
吐き出しました。
ワーク後
自分のなかに溜まっていたものが
すっきり落ちた気がスルと
言っていました。
きっと時間の経過とともに
今日のワークで
彼女はすこし強くなれると
思います。
子供を育てるということは
まっ白な子供の心にナニを教えるか・・・・。
その子がこの世の荒波を
どう潜り抜け、
雑草のようにたくましく生きていくには
その子の生命力を
どう育てるか。。。などの
親として
考えなければならないことが
山ほどあります。
親自身の方も、
自分のエゴとの戦いをどう超えて
子供と接するかなど
ひとりの人間として、
極めて高度な自覚と思惟と
自己抑制が必要です。
しかし
こういうことは
はっきりいって
ほとんどの人間には
不可能なことです。
なぜなら
私たち葉親であっても、
一方
生身の
人間として日々葛藤し
傷つき
かろうじて自分を支えながら、
生きているからです。
親の弱さや至らなさは
親が知らない間に
合わせ鏡のように
子供に転写していきます。
まして若い時は
およそ欠点だらけ・・・。
はっきりいうと
子供たちのほとんどは
親から、
何らかの傷を受けたり、
くじかれたり
しています。
他人から傷つけられる前にね・・。
大変です・・・。
でも
もし
子供に対して
自分が支配的だったり、
子供ヨリ自分のほうを優先して接していたら、
そのことに気が付いたならば、
そこから、やり直せばいいんです。
子供とは全く自分とは別の
一つの確立した人格とは
おもっていなかったら・・・ね。
できたら子供とフランクに
話せるといいですネエー。
今日私は娘から叩き潰されて
やっとホッとしました。
若気の至りでした。