待つ・・・。 |
何気につられて見ていたら、
俳優の火野正平さんの演技がすごいので
感心しました。
NHKの「芋・たこ・なんきん」の時も
ステキだったけど、
さすがですね・・。
昨日の時代劇の主役の俳優(中村俊介)は
頭で演技しているから
せりふが浮つき
カラダの芯が抜けている演技が
気持ちわるくてねえー!
スゴイ人の演技は
たとえば火野さんなんか
その横顔だけでも
引き込まれます。
こういう未熟な芸を見せられて
黙っている日本人もへんですが、
今日びはこういうインスタント俳優と女優が
蔓延している・・・。
中身がなくてねえ・・・、
困ったもんです。
それは演劇だけでなく、
日常的な場でも、
インスタントに何でもできるように
錯覚している人がたくさんいて
なかなか奥の深い人や
ものに出遭えません・・・。
いわば
素人芸の氾濫とでも言いましょうか・・。
食べ物やさんもそうですね・・。
思考や知識についても
同様です。
物事をなしていくには
時間がかかる。
反対に時間をかけて
世界を実現していく・・・。
そのことがわかっていて
足元から積みげて
磨いていく・・・。
コツコツ・・・とね。
拙速に急がず・・・
待つ・・・。
この待つということは
とても難しいことです。
これも人生の一つの「技」であり、
雑念と煩悩を取り払わないと
なかなかできない
「技」です。
待つ・・・ねえ・・!
それとモウ一つ
自分はまだまだ
知らないことだらけ・・だなあー・・と
自覚できる人は
やっぱ
すごいなあーと
思います。
なかなか
おりません。
・・・・・・・