うつし世は夢・・・・! |
生きているようなもので、
カプセルの中の風景は
すべてその人間の独特のもので
ひつとして同じものはナイ!
その風景が重なり合ということは
ほとんどありえず、
重なり合った風に
錯覚しながら
かろうじて接点が存在する・・・くらいの事で
あろう。
そういうことを
自覚しながら生きると言うことは
いかがなものであるか、
とりあえず
自分の内面をその実験に使おう・・・と
いうようなことを
昨日、かきました。
この世は幻想で、その虚構の中を
いきている・・・わたしたちは。
家にはまだ未婚の娘がいるので、
結婚という幻想に水を差すようで
あまりはっきりとは言いたくないが、
夫婦というものも、
よほど深くかかわりを持たない限り、
お互いが理解しあうなんて事は
砂のなかにゴマを探すほどむずかしい・・・!
だからそこにお互いを所有しあうという
掟を制度としてもってこないと、
特に女性にかかる負担は著しくなる・・・。
子供を産み育てる事は、
心と体がそこに縛り付けられ、
寸時として気を抜けないストイレがかかる。
結婚を制度化して
理念付けをしていないかぎり、
男と女は
いったんクロスしても
違う方向へ進んでしまいかねない
危うさを持っている。
特に男は構造的に
尻が軽い生き物です・・・(笑い!)
人間の文化は
何千年もかけて、
その虚構を成熟させてきた。
漫然と、或いは漠然と
今の社会の制度があるのではなく
人間の叡智だと、私は思っている。
まだまだ社会が貧しい時、
人間が協力して
事を成さねばまらなかった時代に比べ、
今は、物質が満ち溢れ、
その反対に人間の分断と孤立が深まっている。
そういう社会の中で
私たちは
どういう文化を作っていけば、
いいんだろうーと
考えるんです・・・。
人間はこのカプセルの中にいて、
虚構の中を、
共同幻想の中を生きている・・・と。
今、その事を実感するには
高い教養と知性が必要だけれど、
いづれそれは明らかになっていくでしょう。
科学的に人間が解明されていくにつれ
これまでの人間幻想の上に成立していた
さまざまな制度が崩れ、
もしかしたら、極めて
冷徹な人間観のうえに
新しい共同性を作らなければならなくなるように、
私は予感しているのです・・・が
おそらくあと50年~100年くらい先の話かなー・・・?
まあーヒマちゃあー
ヒマだから
こんなことを考えるのだけれど、
冒頭の全くの「個」として、
この世が虚構で、断絶の
「うつし世は夢」と自覚した上で、
自分の現象を分析し考察してみようかなあー・・・という
今の心境です。
ヒマだから・・ね。
・・・・・・!