マンガ「キャプテン」と古田敦也・・・! |
小学生か中学生の頃だった・・とおもうけど、
いつも私自身がワクワクしながら
一緒に見ていたアニメが
ありました。
ちばあきお原作のマンガ
「キャプテン」・・です。
墨谷二中のみんな・・・!
大好きでねー
谷口君、丸井君、いがらし君に近藤君、
ふつうの中学生がそこにいて、
とび抜けたヒーローはいないけど、
なんだか苦労ばかりするキャプテンに
ものすごく共感した覚えがあります。
私がマンガにはまったのは
「俺は鉄平」で
あきおさんのお兄さんのちばてつやが
原作者。。。
これも面白くてダイナミックで
笑い転げながら読んだけど、
「キャプテン」は
静かな淡々とした人間観がながれていて
いつも夕焼けを見ているような安らぎが
ありました。
アア、大人の作者が子供達をみつめているなーと
思いながら
そこがとてもステキにおもえました。
普通の子供達の
凡庸な日常のなかで、
人間だからおきてしまう嵐や波風が
作者に愛されているなーと
他のマンガにはない魅力を
かんじていました。
その後ちばあきおさんは
心を痛めて自分の人生を断ってしまい、
そのことも痛烈に心に残っています。
思い出すと
ちょっと胸が詰まります。
今日テレビで
古田敦也監督の引退が
放映されていました。
この古田敦也君がまだ丸坊主で
めがねをかけて
学生の頃、
その彼を見た瞬間、
すぐその上にキャプテンの谷口君が重なり
この子はきっと大きくなると
直観しました。
まだ誰も彼のことを知らない頃に、
古田、古田と言う
有望新人がいると回りに吹聴していました。
そのときの自分の鑑識眼が
今も自慢です・・。
当時の古田君のめがねの奥に
他の選手にはない
知的な深さをかんじました。
野球選手にこういう眼をした人を
見たのは
始めてでしたねえー!
野村監督と言う
自分のノートにちまちまと事細かく
データーを書き付ける人は
きっとそれを誰かに教えたくなる。
反対に発散型の長島監督は
人を育てられないから
野村監督のところできっとこの子は
大切なものを教えてもらうだろう・・・と
彼が巨人にいかなくて
ほっとしたもんです。
目先のことではなく
全体が見えるであろう古田選手は
やっぱり、
物事を一度自分の胸におろし、
考えてから行動する人でした。
華々しくはないけれど、
こういう人が
野球界にいるとことが
とても嬉しいです。
谷口君をはじめ、次々に
墨谷二中のキャプテンになって
みんな苦労して
やがて
胸の奥に秘めた深い思いをだいて
淡々と生きていくであろう・・そんな
人間のステキさを
今日また
思い出しました。
古田選手
ごくろうさまでした。
大学入学を機会に、関東暮らしを選んだ息子に、私は、室生犀星の『ふるさとは遠きにありて思ふもの よしや うらぶれて異土の乞食となるとても 帰るところにあるまじや』を送りました。
横尾さんみたいな、故郷との関わりかたも、楽しいね。