ホッと心を休めましょう・・・。 |
理解を超えるような出来事が次から次へと
起きてくる。
そんな日々でも
春が来るとやっぱり思い出すのが
良寛の下記の歌です。
もう春も過ぎ行き
若葉が芽吹いていますが・・・。
以前にも載せましたが
あまりにうつくしい光景なので
今日は
ほっと一息つくためにもう一度
ご紹介・・・!
題 看花至田面庵 訳 田面庵に花を看る。
桃花霞挟岸発 桃の花が岸を挟んで霞のように咲いている。
春江若藍接天流 春の川が藍色の帯のように天に接して流れている。
行看桃花随流去 浮かんでは流れて、桃の花が去ってゆく
故人家在東頭 亡くなったあの人の家は
あの流れの東の先のほうにあったなあ。
良寛の親友有願老人が急死し
彼をしのんで歌った歌です。
お互いが風狂の、世間から逸脱した人間どうしで
トテモ仲良しだったんです。
有願老人の住んでいた家のそばを流れる藍色の川と
その岸に咲く桃の花の美しいさまが
ただただ純粋に淡々とうたわれています。
大きな自然の流れの中に身をゆだね
かの人が行き
そして自分も行くであろう
その摂理を静かに眺めている
良寛がいます。
こんな風に
なりたいなーと
思います。
今日は加茂縞織りの展示会に
大学時代の親友二人がきてくれました。
もう
40数年の付き合いです。