八木繁・篠笛コンサート! |
篠笛のコンサートを聞きにいきました。
ああー日本の音楽は”綺麗”だなあーというのが
第一印象です。
美しいではありません。
”綺麗”なんです。
丹精にそしてシンプルです。
生々しいものが削ぎ落とされて
一切の俗性というかそういうげびた根性が
入る余地がない・・。
八木さんの笛の音が
そうなのかもしれません。
空を切る音
極められる静けさ、
ただ笛の心根だけが響いていく。
飾りも説明も一切を削ぎ落として
一筋の音だけが
風の中を飛んでいく。
西洋の楽器に比べて
日本の篠笛は孤高な音色ですねー。
そしてとても抽象性が高く
そのぶん人間の想念のように音が深く変容していく。
たった一つの音で世界が制圧される。
制圧と言っても
西洋的な支配ではなく
突き抜けると言ったほうがいいかもしれません。
特に八木さんの独演がすばらしかったです。
ぐいぐいその孤高なる精神性の世界に引き込まれ
ひさしぶりに自分の澄みきったものが
満たされました。
帰り道娘と話したのは
もしかしたら
フォーレやドボルザークの音楽を
八木さんの篠笛でどうだろう・・。
チョッと聞いてみたい気がする・・と。
フォーレの宗教性というか
求道性と
ドボルザークの抱擁力に
共同するものが・・・あると
二人で話しました。
ちなみに
ベートーベのような支配欲とは
異質です。
でも日本の伝統芸術は
世界の中でほんとうにレベルが高いです。
私も何とかこの日本人の高踏なクオリティーのために
がんばりたいです。
上手に書いて頂きありがとうございます。
フォーレやドボルザークの音楽を
八木さんの篠笛でどうだろう・・。
チョッと聞いてみたい気がする・・と。
この質問も是非してみて下さい。
クラシックを篠笛で吹いても面白いと思います。
笛に合うというのはイメージで分かるような気がします。
こんどクラシックはどう?と聞いてみます。