元禄文化・生類憐みの令・・・? |
本屋へ行ったが、ほとんどなく、
代わりに『「常識」の日本史』井沢元彦・・と
『日本をもう一度江戸時代に戻そう』浅井隆・・の二冊を
買ってきた。
どうして元禄かというと
一般には「生類憐みの令」の将軍綱吉の悪政治と
いわれているが、
元禄時代は文化が爛熟し、
いわゆる文化をベースにした経済が花開いた時代として
今の時代に参考になるかなー・・と
考えたからです。
井原西鶴や近松門左衛門も松尾芭蕉もこの時代で
見返り美人の菱川師宣、俵屋宗達、
尾形光琳、酒井田柿右衛門・・などなど
すごい文化が花開いた!
今の時代ももしかしたら
おおきな時代の転換期で、
モノを買う時代から
文化を楽しみ、そこにお金を使う時代かもしれないと
思い、
調べはじめたのです。
それで早速将軍綱吉のことを
井沢さんの本から読み始めましたら、
天下の悪法といわれえている綱吉の"生類憐みの令”は
それまで武士達の人殺しをするのをよしとし、
天下ゴメンで人を切り捨てるのが肯定されていた文化、
と日本人の意識を
人を殺してはいけない、
命を大切にスル・・という風に
一気に変革する荒療治として、
大きな意味と価値があったというのだ・・・。
なるほど!
鎌倉以来
武士の文化の真髄は戦うことで
それは、いわば殺し合いが手柄になる文化=意識ですから
それが、否定される
大転換期だった訳ですね。
勉強になりました。