時代を凝視する。 |
居間の椅子の上でとろとろ昼寝をすることが多く
そのせいか、右の首をたがえたような痛みがあり、
今日は、眠気がきたので、
寝室の布団の中にもぐりこんで昼寝をしたらなんと
4時間も寝てしまった。
目が覚めたのは午後7時近く、
直ぐお米を研いで、夕飯を炊いた。
首の具合は鍼の先生に聞いたら
おそらく頭のを使いすぎて、
首の緊張から来ているのでしょうと
頭のてっぺんに鍼を刺された。
そういえばこのところ
激しく、深く考え、追求しなくてはならないことが
3件ばかりあったなあー。
寝ているときもそのことを考えており
それぞれの結論を出し終えて、
ほっとしながらも
何か自分がひとつステップアップした観が
ある。
そのうちのふたつは、人間同士のトラブルに関することで、
私自身がその渦中に巻き込まれながらも、
事実の検証を緻密に積みかさなながら
自分の結論を出して、相手に対応した。
現実の事実の分析と
その分析に基づいてデーターを集め
データーを検証しながら
相手の言葉と行動から真実を見極め
出した結論に対しては、
一歩にも引かず、山のように相手に動じない自分がいた。
こういう不動感は初めてで、
私という基盤がやっと磐石になってきたという
体中に自分の水が染み渡るような安定がある。
ヤレヤレと夕ご飯を焚き
ブログを開けてみたら
2年以上も前に書いた、
朝青龍と内舘牧子氏のことを書いたブログに
新しいコメントが入っていた。
コメントには今回の朝青龍の引退に関する意見が
書かれてあり、
現代の若者達の本音がそこにあるようで
社会の表層で起きている偽善的な現象にたいしても
彼らはきちんと考えようとしているのだなーと
感心しました。
どうぞよかったら
読んであげてください。
鍼灸の井戸端会議でも
おばあちゃんたちが
朝青龍の相手のことを
「一般人っていってるけど、
一般人が朝の4時まで六本木で酒のむかねえー?」と
言って、盛り上がっていた。
そのなかにはほんとうに相撲好きで、
しじゅう升席で相撲をみている通のおばあちゃんもいて
朝青龍を責める人は誰もいません。
みんなやさしいよ!
世のなかというのは
ウカウカするとんでもない”常識”というお化けが
闊歩するから、
気をつけないと。
このブログで何度も描いたが
あのヒトラーのように
ファシズムは、最初”正義”という仮面を被って
大衆の中に浸透していく。
人間のトラブルというのは
自分を守ろうとして
自己チュウにはしり
自己防衛にはしり、
自分が損をしたり
敗北しないように・・というエゴ意識に取り付かれると
泥仕合になり
ほんとうに厄介なるが
ワルイコトは悪い
良いことは良いと
きちんと整理し、けじめをつけていくと
物事の道理が見えてくる。
なにごとにも
誠実に向き合い、
失うことなどなにせんものぞと
覚悟すると
たいがいは片付いてゆくものだなーと
思います。
今の世のように
なにやら不可思議な色のついた濁り水が
あたかも正論のように流れているなかで、
きっと色々な迷いに翻弄されると思うが
それでもことの是非を見極めようとする
青年達がいる。
時流に流されずに
時代を凝視して欲しいものです。