つよい庶民! |
夕方からの加茂縞織洋服展の搬出の手伝いをし
午後11時に帰ってきました。
搬出のための荷物が多く、荷物の搬送に
私の車が必要だろうと思い、
朝、熱が下がっていたので、もし3時まで熱が出ない場合は
行こうと決め、
行ってしまいました。
若き日に読んだ吉行淳之介のエッセイのなかで
彼がヨーロッパを旅する途中、
下痢が止まらず、
車を運転するという緊張感を自分に課して
下痢をとめたという一節が
妙に頭の中にこびりついており、
まあーやってみるかと
決行しました。
おかげさまで無事に”こと”は終わり
今日は、ほっとしています。
世のなかはオリンピックまみれですが
メダル、メダルと騒ぐ中
先日行った鍼灸の井戸端会議で
ある初老の婦人が、
「日本は、オリンピック憲章を真に受けちゃったのよねー。」と
まことに本質をついた意見を述べられ、
感心しながら耳をそばだてていると、
それに続いて
「だって某国や某国なんか勝てるとこしか参加してないでしょう。」と
他の婦人がつづき、
「オリンピックで稼がなきゃーならない人も
いっぱいいるからさー。」と
「なんだか何度もでていて、
就職活動でオリンピックにしがみついて
いるひともいるしさー。
あれじゃあー若い人がそだたないよ!」
と
なんとも醒めたおばあちゃん達かと、
尊敬しますよ、私は・・・!
彼女達はJALの破綻に対しても痛烈で
機内食のまずさや、サービスがとんちんかんなことや
添乗員が何度お着替えするこどなど不要だとか
かなり手厳しかったですぞ。
もちろん今の鳩山君なんか
ケチョンケチョンです・・・・笑い
聞いてるだけで
胸がすきます。
いろんな職種のひとたちが来て
それぞれが身体にお灸や鍼をしてもらいながら
言いたいほうだいにおしゃべりをしますが、
それぞれに一言居士というか
みんな腹に一物ありで
面白いです。
今日新聞では、
もう直ぐ日本国家が破綻し、
インフレスパイラルがくるみたいな
恐ろしいことが書いてある週刊誌の広告もありましたが、
こういう地べたにはりつて
覚めた目で天を仰いでいるような庶民の目を
わたしももっていたいなーと
思います。