捨てるとあきらめる! |
連載
『ばんざいー、もう直ぐ死ねるぞ!』
・この醍醐味はワカゾーにはわかるまい
○ 捨てるとあきらめる!
昨日は捨てることによって、
苦しみから解放されること書いたが
捨てることと、あきらめることは、
同なじような行為でも、しかし
ぜんぜん違う。
つまり”あきらめる”は、自分が受身で
そうせざるを得ないという動機づけだが、
”捨てる”は自分の主体の行為で
”いらない”という意志が入っている。
いらないと決心して捨てるから
あとくされも、未練もない、
相手にとって見れば、
実は恐ろしい行為ですぞ!
しかしこういう風に決着がつくから
前進できる。
私は自分を苦しめることがあると
その原因やもとになっている事柄や
関係を見極めて
捨てます。あるいは、
自分がそれに翻弄されないように”線”を
ひきます。
随分たくさんのことや人に線を
引いてきました。
だからといって
今の自分になーんの不都合もありません。
線を引く、さらに捨てるという決心のまえは
あいてに
気づいてほしいとか
なんとか
関係を維持するために
我慢をしたり、努力をしたり・・・と
随分あがきましたが
最近は
その人にしろ
そのことにしろ
私の思いや推察をはるかに超えて
理由や原因があり、
そういう存在のしかたや形になって
いるのだろうから、
それはそれでヨシ、しかし
私には必要ない・・・と捨てます。
気づいてほしい・・・というのも
こちらの勝手で
気づかせてやろう・・となるとゴウマンです。
今の私に見える人間の風景は
いかなる人間も幸福や自己充足を求めて
さまよっている・・・ように見えます。
いかなる人間もです。
お釈迦様が言ったように
生きることは一切苦だということが
ひしひしと身に沁みます。しかし、それでも
苦しみなさんなと
言いいたい。
出来るだけの執着を捨てて
身軽になって
捉われず
自在にいきて、
欲しいです。