他人に自分を投影するということ・・・とは。 |
モットわかりやすく言うと、
人間は他人の言葉や行為をすべて
自分流に約して受け取っている。
だから他人Aさんのことは、
Aさんのほんとうの実態ではなく、
Aさんとは、こういう人だと自分が思い込んだAさんを
Aさんとして、付き合い、Aさんの言葉や行為も
自分が自分流に約して思い込んでいる。
その思い込みには、
自分のなかの不安を重ねてAさんのことを
きっと、こういう人に違いない・・・と思い込み
レッテル、或いはシーリングしたり、
逆に自分の期待を重ねて、
こうあって欲しい、きっとこういう人だろうと
実態より膨張して、期待したり、
殆どは自分の脳の記述にあるデーターをもとに
類推しているにすぎない。
実際のところ私自身は、
そういう自分の思い込みが
大いに的外れだったことが多く
いや多くというより
それの連続だった気がします。
その人の一部分だけを見て
思い込む、しかし
深く付き合ってみると
よくも悪くも想定外なことがたくさんあったと
思います。
多くの人は自分の幼児時代、
子供時代のデーターをもとに
他人を判断していますから、
たとえば、
自分の親が苦手だったり、また
幼児時代にとてもイジワルだった友達がいたりすると
その容貌や雰囲気に似た人が現れると
漠然とした、拒否感や嫌悪が湧いてきます。
逆に
自分にとってやさしかった、あるいは
付き合いやすかった親や友達に似た人が現れると
親近感をもったり、好感をいだいたりします。
つまり自分の中の体感データーや経験が
他人の中に写しこまれて、
それをもとに他人と判断、或いは思い込んでいる・・・という
訳ですね。
他人の姿を借りたもうひとりの自分が
自分に話しかけたり、伝えたり、教えたり
逆に自分を批判したり或いは責めたり、
見張ったりをしているということなのです
自分を不安にさせたり
怯えさせているのは
たいがい
自分の内部にいるもう一人の自分が
脅しているのです。
そういう脅したり否定する自分に対して、
いやいや違うよ、と
言い聞かせて、もう一歩
世の中に踏み出してごらんなさい!
きっと
あれっ・・・てなことが
起きると思うよ。
人間は、自分が思いこんでいても、
話してみると案外、
きちんと向き合ってくれたり
話を理解してくれたりという場合があり、
もし、
自分が誠実に向き合っても
相手がそうでないなら
まあ、じゃーネって、
さよならで
いいと思います、
それでもサヨナラできない場合は
自分の中に分離不安や依存があり、
自立分離できない幼稚な自分がいるって
ことです。
まあそれでも
そういう自分をみつめていればいつか
機が熟して
モーやめようと決心できるでしょう。
当然のことながら、
みつめてない人は
永遠に依存をして、他人や世間に振り回されて
生きていくとおもいますよ!
そういう人も
ごまんといます。
そしてね、
自分を嫌悪している人は
他人が自分を嫌悪していると思い込んでいたり、
自分の評価が低い人は
他人が自分を評価してくれないと
思い込んでしまったり、
逆に自分を評価している人間は
他人もちゃんと評価でき、
自他のバランスが取れていると
他人の評価などに脅かされない。
まあ
時々自己評価が低い人が
他人に評価された時に反動が出て、
正当な評価以上の評価と勘違いして
舞い上がる・・・ということもあります。
またその逆に
チャンと評価されているのに
自己評価が低いため
それをまっすぐ受け取れない、
ひどい時にはねじくれて、反対に受け取ってしまう・・なんて
場合もあります。
要はね、
自分が自力で生きよう・・・という覚悟のない人は
周囲に振り回されてしまう・・ということです。
自分の中に記述されたデーターを基に
外的世界すなわち、
他人をはじめ、
自分のデーターの外にある未知の世界で起きる
偶発的、または想定外の出来事や他人の行為に対して、
素直な興味や共感や、
そして面白がったり、好奇心を募らせたりという
自分が豊かになるために
更に自分の内部データーに付け加えていこう・・・という精神が、
生き方が、
大切なのだと思います。
それにはまず
自分チャーどういう人間かと
自分の内面をよーく客観的に見て
心得ておくことです。
そして
いつものことば
良くも
悪くも
全肯定する。
そのとき
自分がめをそむけたくなる
嫌で
愚かな
自分も
すべて
OKを出すことですね。
案外そういう自分が嫌悪している自分のほうが
他人から見れば
はるかに
オモロくて楽しいかもしれませんよ。
無難で欠点のない人間なんか
私は興味を
そそられませんけど・・ねぇー!

いつも拝見しております。ふねと申します。
(前に一度だけ書き込み致しました)
自分も自己評価が低く、自分以外の人、特に女性達は皆優れているという世界観で生きていました。
素直な興味や共感を持ち、自分が豊かになるための気持ちを持てるのは、そういった自信を持ち努力家で前向きな人たちでなければできないことっと諦めと非力感で一杯になってしまっていました。
でも、その時には denshinbashira さんの、良くも悪くも全肯定する・・という言葉を思い出しています。自分と向かい合うのは辛い時もあります。今は身の回りが悪口だらけの状況の中にあり、自分は逃げるか、それに染まりそうになります。
自分で生きることを認めなければ、周囲に影響ばかり受け続けてしまいますね。
一方的な書き込みで申し訳ありませんでした。
これからも更新、深く楽しみにしております。
ご飯のコーナーも、新米兼業主婦には大変参考になっています。
日々寒くなるこの頃ですので、風邪などにはお気をつけてくださいね。