心理学とカウンセリング! |
アマリリスが咲きました。
大輪の花がスゲーです!
『個人カウンセリングを受けるのと、
心理学を学んで自分で解決に取り組んでゆくのと、
どちらがお勧めですか』というご質問に
『心理学を、学ぶだけでは
自分で解決することは不可能だと思います。
カウンセラーによって、
自分が直面していることの解決の
サポートをしてもらうほうが
良いと思います。』と
お答えしましたら、
『自分で学んで取り組んでいくだけでは解決は不可能、というのは、
どういうことからなのでしょうか。』と
再びご質問がありましたので、
このことにお答えするにも
コメント欄では字数も少なくまた
ちょうどいい機会ですので
今日はそのことを書いてみようと
思います。
心理学を学び心のメカにズムの大枠を
知識として会得することはとても良いことだと
思います。
しかし実際のところ
”心”というのは
対象(他人、相手、その他の外的世界)との
関係の中で起きてくる現象で
自分が対象(他人、相手、その他の外的世界)と
どういう関係性を持っているかについては
自分だけではほとんど解りえない。
自分の内部だけでは、自分の思い込みの
範疇でしか検証できません。
だからそれをいったん外部に出して
客観的に検証するには
言葉に出すとか
絵にかくとか
何かに表現して
自分の行動を客観的に分析してみる必要が
あります。
つまり自分の内面(意識)を
”外在化”させないと
無理、不可能なんですね。
そのために、
カウンセラー相手に言葉を吐き、
話して
時には絵を描き
そして
自分以外の客観的な視点や見地から
検証して、初めて
自分が見えてきます。
自分の客観性が見えてきて初めて
”関係”をどのように修復していけばいいかの
答えがでてきます。
自分は外的世界とどういう風な関係を結んでいるか
どういう風な反応行為をしているか、
自分では当たり前のことが
他者にとってはどうなのか・・・と
自分の内面を外在化させていかないと
どうしても
客観性に欠け
独りよがりのものになってしまいます。
人によっては
カウンセラーと話しながら
どんどん自分で気づいてゆく人も
たくさんいます。
それほど
話すことは
有効で
効果的です。
また心理学を勉強しても
実在の人間とはどういうものかが
分かっていないと
理論だけで人間をはかりきれません。
ですからそこに
カウンセラーという鏡のような役割が
必要となってくるのですね。
私も自分が行き詰まったら
カウンセリングしてもらいます。
今まで何人かカウンセリングをお願いしたのですが
それらの人のなかで
一番だめだった人は
一番高学歴の心理カウンセラーで、しかも
カウンセラーとしても高い地位にいた人です…苦笑!
確かにし学歴だけは最優秀ですが
しかし
人間の心を相手にするには
あまりにも人間力がひくいし、
経験値も薄い。
逆に今お願いしているカウンセラーは
学歴などしりませんが
いろんな職業を経験され、
自他の分離がちゃんとできていて
冷酷なくらい
感情が覚めた人です。
よーく世間のことを知っていて
甘くないですし
私にはちょうどいいくらいの
冷静さ(冷酷さ)で
私の問題点を突いてきてくれます・・・笑!
カウンセラーは
自分の自我の問題性を熟知し
解決していないと
どうしても
それを相談者に投影してしまいますから、
そういう意味でも
なかなかいいカウンセラーに会うことができませんから
彼女との出会いはとても幸運でした。
私がカウンセリングを学んだ時より
現代は数段に学問や研究が進んでいます。
そのころ神秘的であった脳の世界や
宇宙物理の世界そして生物学や人類学など、また
心理学も多岐にわたって研究されています。
私はもし
ほんとうに
人間のこと
自分のことの理解を追求したいなら
自然科学や社会学や文学や芸術も
ありとあらゆることを勉強されたらいいと思います。
そうしないと
なかなか人間の総体は
みえてこないし
安易に
霊魂とか宇宙とか
スピリチュアルとか
きわめて曖昧なところへ
もっていかれる。
さいごに
私は以下のように考えています。
人間とは
自分とは
という問いこそ
人生のテーマで
生きるとは
人間或いは
自分という大きな
計り知れない世界が
何かに直面するたびに
ひとつ、またひとつと分かってくる。
何かに直面するたびに
ひとつ
またひとつと
自分の欠片や断片を拾いながら
少しずつ自分が分かってくる。
そういう、歳や年月を経て
はじめて
自分という人間が
おおよそ
見当がついてくる。
そういうものではないかと
思っています。
だから
一番いいのは
何かに直面したときこそ
正面から
しっかりと
自分と向き合うことだと
思っています。
自分の問題とクロスしないかぎり、知識はツルリと滑り落ちで行きます。自分の問題と格闘して初めて知識が生き自分のことがストンとわかるのです。そのためにはカウンセラーを鏡にして、自分の意識を外にさらけ出すことです。多の人はそのさらけ出すことを畏れ、できたら自分だけで内々に解決しようとしますが、まあ―それは不可能でね。自分の意識を言葉に変換して外に出して初めて自分の意識が明瞭になります。自分だけでやるということは自分が傷つきたくないという深層心理が働いているということですから、自動的に追及は甘くなりまた客観性に欠けてしまいます。尚私がカウンセリングをお引き受けすることも可能ですが、千葉から所沢まで来ていただくことはできますか?なお2月いっぱいは予約が入っていますので3月以降となります。
またカウンセラーを紹介することはできないのですが、ご自分の力で
お近くで探されるのもいいと思います。わたしのカウンセリングに関しては、内容をブログにはりつけておきます。一つずつ扉を開けてご自分を築いていかれることをお祈りしています。