就職氷河期! |
この国に対して本当に嫌気がさす。
山にでも隠棲したくなります。
先日就活塾なるものがあり、
就職活動を教える塾で、
子供だけでなく、親もそれに参加してトレーニングを受ける・・・という
テレビをみた。
就職の面接をしながら、
アドヴァイスをするのだが、
アドヴァイス内容が、姿勢がどうの
声の出し方がどうの、座るときのしぐさがどうの・・・と
なんとも幼稚なことばかりで、
親の方も、子供の就職活動にいちいち干渉し
自分の不安を乗せた言葉を吐いてはいけない・・など、まあ
幼稚園の教育並みのことが、
ビジネスになっている・・・という
チョー稚拙社会。
その塾で面接指導を受けている女子学生が、
「私の長所は、いつも笑顔を絶やさないことで・・・」なんて
のたまわっているのを見て、
思わず、
「アンタは確実に”落ちる”」と
言ってしまった・・・あーあ!
この国の親も若者も
いつからこんなに幼稚になったかと
父ちゃんに、
就職活動の現場について聞いたら
驚くような答えが返ってきた。
世論では就職氷河期とかいって
いかにも企業の雇用が減っているように
思われているが、実はその反対で
企業はいい人材をほしくて
てぐすねひいて待っているのだけれど、
学生の質があまりにも劣化していて
採用したい人材が”いない”と
いうのである。
企業は遊び場ではない。
そこはまさに戦場で、
この厳しい経済状況のなかで、
即戦力とはいかなくても
さまざまな基礎的な能力、精神力、
自分の思い込みを(既成観念)を
突破していこうとする
積極性や、
考察ができるあたま。
戦うために必要な自立心、独立心
自分を生かす為に脳が機敏に回転し、
道を切り開いていくための意志や持続力などなど
甘えや依存などが通用しない厳しさを
認識している学生が、
あまりにも少ない・・・らしいです。
断っておきますが
自立心や、独立心は、
いわゆる”根性論”では
アリマセンヨ!
困難なことが起きても
それを乗り越えていく考察力や
知力のことで
自分の”オツム”を使って
”考えること”が
できる・・・ということです。
私はまさに
日本の教育が土台から間違ってきたのだと
思います。
子供の中にある可能性を
いじくり潰してきたのだと
思います。親も学校も社会も・・・です。
答えのあることばかり教え
入試ということにばかり焦点を絞り
脳を一方的に偏らせる教育をしてきた”つけ”が
今の若者たちに廻って来たのだと
思います。
子供たちが、自分の直面する現実の中で
自分で考え、自分で解決し
自分で答えを探すには
彼らを自由にすることです。
脳も体もです。
しかし自由というのは
”頭の中を自由”にするという事で
わがままや
甘やかしとはまったく違います。
学校や塾の勉強に励め・・・。
その代償として
子供たちが
人間として生き抜いて行くために
身に着けなければならない経験や体験が
奪われたと思います。
彼らが
さまざまに直面する場面や時間を奪い、
脳が
自由にゆらぎながら飛遊し考察する機会を
奪ってしまっては
その子供は
与えられた些少な機会と場面と時間のなかで
貧しい体験と、
思考のジャンプすらできない脳を
つくるしかないじゃ
ありませんか。
今企業によっては
外国に留学している学生の確保に
まわっいるところもあるらしいです。
それは単に
外国語が堪能だということではなく、
一人で外国で暮らすときに当然様々に直面する
想定外の事象を、
”自分”で解決、乗り切ってい”能力や意志”が
格段に彼らのほうが優れているからだ
そうです。
馬鹿の一つ覚えみたいに
”雇用、雇用”と唱える菅総理、
そういううならお前が先頭に立って
日本の教育制度を変えろ!・・・・。
文科省を潰して
制度を作り直せ!
日本の若者たち、
自分の可能性を切り開いていくには
どうしたらいいのか・・という
崖っぷちに自分がいることを
考えないと・・。
親たちも社会の現場で
自分の子供が生き抜いていくんは
何が必要で
なにが必要でないかを
よーく考えないと・・・。
私はまず
受験制度をやめること。
それだけで子供のストレスが
どれほどなくなるか・・。
そして
幼児期から小学校は、
親は
子供への介入、干渉をやめ
野に放ち
自由に遊ばせる。
腹いっぱい遊ばせて
そして
学ぶということが
いかにオモロく、
楽しく
沢山の知識や経験を獲得しながら
”自分が成長していく楽しさ、喜び”を
教える。
そして高校からは、もう
自分の人生の戦略として
どういう職業に着いたら
自分が生かせるかを
考え
選択する期間にする。
職業の適性を
自分で考えるのです。
そしてちばん大切なことは
幼児期の子供たちを安心させること。
親がちゃんと子供を守って
あげることです。
これも断っておきますが、
自分の心配を子供に投影して
あれこれ子供に
指示
命令を
することでは
ありませんよ!
まあ、そのために、
必要なことは
親が成熟する・・・ということですが
もしかしたら
これができていない”日本の文化”が
いちばんの”癌”かもしれませんねえー。
大人たちよ
成熟するとは・・・の
考察をしてほしいと
思います。
明日は”成熟する”という事を
書いてみますかねえー、
私自身のためにも
ネ!
昨年頃から、よく読ませていただいています。
いつも成程と思い、自分の考えを見直しています。
今回の話で、
本当に、よい成長をした人は、就活塾なんかに助け求めなくても、就職できますね。
二人ともが今は、それぞれに自分で立ち上げた仕事を自営でやっています。大切なことは常に”自分で考え、責任をもって為す”ということだと思います。
私も「自分で考える」「責任をもつ」はその通りだなと思います。たくさんのお世話になった人たちに、たくさん教えてもらいました。