ひたすら傾聴・・・・心の鬱を吐き出してもらうために! |
私が最も気になるのが、
身内や仲間を失ったかたや
身内や仲間を助けられなかった・・と
自責する人々で
おそらく行政もNPOもカウンセラーを
動員して、その精神的ケアーにあたると思うが、
それでも、カウンセラーでなくとも
話を聞いてあげられることが出来たら
少し楽になると思う。
トレーニングを受けたカウンセラーではなく
一般の、すぐそばにいる人が
話を聞いてあげる場合のコツというか
心得について書いておきます。
またこのことは、
ごく普通の日常生活においての
人間関係の取り方にも役にたつと
思いますよ。
今回の被災された人々に胸の中には、
言葉にならない、
あるいは
ことばにできないモヤモヤのエネルギーが
いっぱい詰まっているはずです。
こういう時には
ひたすら聞いてあげる・・・ということが
すごく大切です。
まず心の中に詰まっているものを
吐きだしていただくことを
第一優先として、
ひたすら聞くだけ・・・です。
言葉にしてエネルギーを
だす通路を造って
あげるのですね。
その時
決して自分の自我を
出さない。
同様に
指示的なことば、
方向性をさすような言葉は
絶対言わない。
例えば相手が、
辛くて…とういうような話をしたとき
○○すると楽になりますよと・・とか
○○すればいいんじゃない・・・とか
自分の意見や思いや
思いついたことを
決して言わない!
また同情的して感情的な言葉を
言っては
いけません。
ただ寄り添うだけ!
そして、
相手の一番心理ポイントとなる言葉を
リピートする。
たとえば、
○○が助けられなくて・・・と相手が言ったら
○○がたすけられなくて・・・?と
相手のことばを繰り返し、
次のことばを
待ってあげる。
○○が辛くて・・・といったら
○○が辛いんですね・・・と
リピートしてあげる。
言葉をリピートしてあげると
相手は
次のことばを
吐き出せます。
決して相手が
あなたのことばや話を
聞く・・・というかたちに
ならないように、
そして
相手が
言葉という道具をたよりに
自分のなかに鬱積している感情を
エネルギーとして
気のすむまで
放出しつづけられるように
してあげます。
途中で中断せずに
吐き出し続けられたら
いちばんいいです。
それだけで
相手はストンと気持ちが落ちていきます。
感情が高まって
泣くことにより
ストレス物質が涙とともに
体内から出ていきます。
そして
感情のエネルギーを多く使ったことで、
身体が緩み
疲れがでてきて
どっと眠たくなるでしょう。
やっと深い眠に
辿りつけます。
もう一度繰り返します。
そこで、相手との話やおしゃべりにならない!
絶対自分の意見をいわない!
そしてできたら
温かい、アダルトの言葉で返す。
○○なんだよねーといわれたら
○○なんですねえーと
返す。
その時、同情して感情的になり、
ため口や
チャイルド言葉を使うと
たしかに一体感はうまれますが、
しかし反面
相手の中に
甘えや
依存をおこし
結果的には
相手の精神力を弱め
自立性を崩してしまうからです。
一番大切なのは
被災された方が
自力で
自分の心を乗り越えていくことです。
今日は9時20分から停電なので、
とりあえずここまで書いて
あと
停電が終わってから
付け加えることや
足りないことを
書きましょう
では
後程!


hashiraさんのおっしゃるように、気をつけないとついつい聞いている側は感情的になり、いつの間にか自分のことのように問題を取り違えてしまいます。そうなると聞いてもらう側の辛いこと、、、。言わなければ良かった、、、となってしまいます。そして傷ついている人はもっと傷つき、心を閉ざしてしまいます。大事なことは、やはりその人を信じて、ちゃんと最後まで見守っているから、恐れず、自分の思うようにやってごらんという安心感を与えてあげることかなあと思います。
これは全て、hashiraさんから学んだ事です。ありがとうございました。
それが大切なんだと思います。

私は、相談事でも簡潔に結論だけ聞きたいと思ってしまいます。あまり悩まない性格なこともあり、聞いてもらいたいという気持ちをあまり持っていないのです。denshinbashira様のブログは、私にない考えをいつも聞かせてもらえるので、本当に勉強になります。