お礼を言うのにも疲れてくる・・・・? |
書きます。
昨日テレビで芸能人の一人が
被災地へと自分のスタッフを連れてゆき
炊き出しをふるまいながら
カメラの前で
被災者をねぎらい、励ましていた・・・が、
その画面を見ながら
ああーもしかしたら・・と
思い浮かんだことがありますので
それを書きます。
被災されてからもう三週間がたつ今
避難所で暮らしている被災者のこころに
心的疲れがきているはずだ…という事です。
被災にあい家族を奪われ
家も仕事もすべてをなくした人間のこころを
どうすることもできないが、
そのことのほかに
私たちが心得、承知してあげなければならないことが
あります。
それは
被災して以来、その人たちが
ずーっと受け身の生活をするしかなかったことです。
きっと被災されたかたがたは、
この間ずーっと
○○してもらい
【ありがとう」「助かります」「うれしいです」などなどという
言葉を言い続けてきたと思います。
しかし
被災当時まもなくは、これらの言葉は
被災者にも、
支援する人にもとっても
そのまま有効で、真実そのものであったと
思いますが、
人間は受け身ばかりが続く生活を
とても辛くなる時があります。
受け身で
しかし自分は何もできない。
でも
それを言い続けるほかない!
そういいうジレンマが
そろそろ人々のこころに
うごめき始めます。
もし自分が被災者で
ありあがとう、すみませんを
言い続ける立場だったら
どうでしょうか・・・・?
ちょっともう・・・と
なるでしょ。
そろそろそういう心の負担を
考えてあげなくてはいけない時期です。
被災地の人々と接するとき
そーっ知らんぷりをして
必要なことだけやる。とか
彼らがお礼を言わなくすむような
工夫をするとか
芸能人やマスコミが
そういう配慮をできると
いいいです。
自分が行ってカメラを廻してその前でのパフォーマンスや
涙を流して、同情するとかは
やめて、
黙々と
目だたないように支援をしてあげてほしいです。
被災された中にも
少しずつエネルギーを回復して
何とか能動的にうごこうという人も
出てきていると思いますから
そういう人をどんどん後押しして
一緒に生きている・・・とう臨場感を
共有できたらいいですねえー。
人のこころは
いきものです。
ときに沈黙も
知らんぷりも
それもプレゼントです。
それも
とても大切なコミュニケーションの
ひとつだと
思います。
追、先ほどテレビに映る 避難所の皆さんの顔
をみていたら、私が心配するほどでもないようなので
一安心。でも少し心に以上のことも心に留め置いていただければ
いいかなーとおもいます。
