脳神経学者・ジル・テイラー博士の 脳卒中経験 |
実は旅行前に頂いたメールにあった
Uチューブの映像で
ちょっと感動的なものがあり
それをご紹介したいとずーっと思っていましたので
ご紹介します。
脳神経学者・ジル・テイラー博士の
脳卒中経験です。
ただ映像の中では生の脳が出てきますので
そういう”えぐい”ものを見たくない方は
見ないでください。
この映像を見ると私たちの脳そのものが
なんと神秘的でなおかつ完成されたものかという
感慨があります。
人間はともすると
現実や真実を直視する事に怖れを抱きます。
直視したり、また真実を突き付けられた時に
自我が不安に呑み込まれ、
崩壊したりという混乱がおきてしまう可能性がありますから
命を保全するために
現実を自分が仮想した空間や事象とごっちゃにして
自分の都合のいいようにアレンジして
生命を保全していきます。
これも脳のすごい頭脳プレーですけど…わらい!
身体という有機体は
いつも一定のメカニズムの働きの中で
現状を維持しながら
ゆるやかに変化していきます。
例えば血圧や心拍数や体温などの
生物的な働きは
心理的な準備ができていない状態で
想定外の事を突き付けられると
自我が不安に呑み込まれ、
崩壊したりという混乱がおきてしまい、
身体はその急激な変化には対応できず
パニックを起こしてしまいます。
つまり、
その人の自我が
現実の真実を受け入れる心理的準備ができていないと
脳はさまざまに
現実や真実を擬装し、そらして安定を図り
その人を生かそうとするのです。
だから脳の情報の量や質に応じて
人間は自分の現実を造りだし、そこから
未来を仮想しては自分の存在の仕方
生き方を選択していきます。
そういう意味では
人間は自分たちが解明しえないものを
様々に神秘化ししたり
宗教化したり
物語りや
ロマン化して恐怖や不安を緩和したり
逆の日常の規範(常識)にしたり
してきましたが、
現代では
いよいよ脳のメカニズムが
様々な分野の学問によって
解析されています。
まだまだ一般とは遠いのですが
そういう時代に入ったと思います。
私は基本的には
宗教も神秘的な世界もすべて、
人間の脳が創り出した世界観だと
思っています。もちろん
いわゆる神秘化され
物語化された宇宙というものもです。
(物理的な宇宙ではなく)
その一方では、
人間が解明していない事象や世界も
まだまだ無尽蔵というくらいあるだろうとも
思っていますし、
宇宙という広大な綴れ織り世界のほんの一端を
やっとこさ解明したに過ぎないとも
思っています。
いつか人間が神秘世界や
宗教や空想の世界に依存せず
人間の真実に向き合う時代がくるかもしれませんが、
そういう世界に依存しなくても
にんげんは生きれる」のだと
思いますよ。
今日ご紹介するジル・テーラー博士の話は、
人間が作り出した神秘世界や宗教を超越し
包括したところに
私達の脳の世界があり、
それはまさしく
素晴らしく壮大なロマンでもありますよ!
つまり私たちの脳の世界は
個々の人間の脳・・・という
● 不連続 な存在でありながら・・・左脳
エネルギー体としての脳は
この地球という空間、時間に於いて
● 連続している・・・という・・・・右脳
◎ 不連続の連続として存在する。
すなわち
人間は個々でありながら、実は
大きな一体(一帯)のエネルギー世界を生きているのだという
事が分かります。
それは宇宙という大きな入れ物のなかの
地球というとくべつな星の中で
生きものとして、
片方の脳は不連続の個を
も片方は連続するエネルギーをマッチングさせながら
個と全体を止揚しながら生きている。
生きるという事は
実はそういう壮大な世界の中を
浮遊しているのですね。
イエス・キリストは
人間はみな兄弟と言いましたが、
まさに私たちは
脳で繋がりながらひとつの世界を
構築し
生きている、
個人でもあり
全体でもある。
博士のいうように
いつか
争う事や戦争が
いかに
不必要で無駄で
愚かなことか・・・・を
科学として証明できる時代がくるように
願います。
科学とは
いつどんな場所で
誰がやっても
同じ答えが出るという普遍性を証明できることです。
このことがいつか民族や国や宗教や文化文明を
止揚できる
そういう希望に繋がることを
祈ります。
たぶんそのころもう私は
宇宙の塵に
なっていると
思いますが・・・・笑!
では、どうぞ・・・。
● 脳神経学者、ジル・テーラー博士の脳卒中体験・・・1
● 脳神経学者、ジル・テイラー博士の脳卒中体験・・・2
余談・・・上記のことをすべてふまえた上でも
自分の心が不安で動揺しているときは
運を天に任せて・・・と
或いは
神様・・・と
祈ります。
まあ、人間はほんとうに脆弱な者でもありますから・・・・。
京都の恵文社で買ったレターセットです。
といっても
今は誰にも出す宛てはないのですけど・・・。