そんなに苦しみなさんな、その4 |
どうして人間は、不安に追いつめられるんだろう・・・と
考えていた。
いろいろ原因はある。
私などはきわめて否定的な両親に育てられたから
ずーっと心理的に不安定な中を
生きてきた気がする。
訳も分からず気分が上昇したり
墜落したりする自分に
踊らせられながら、
それは30代の後半までずーっとそうだったが
子供の異変に気づいてから
その解決のために
自分にメスを入れることで
やっとソノワケが
分かってきた。
今はもうーわかりすぎるほど
人間のことがわかるが
しかしいまだに不安は
わたしを襲ってくる。
これは幼児期に身に着けてしまった
脳のネットワークとホルモンの伝達物質との関係で
体の原型ネットワークがそうなっているのだから
仕方がないのであるが、
それでもずいぶん楽になっている。
今はその不安を自覚でき、
相対化して考えることができるから
いいけれど、
子供のころや若いころは
この心の中のモンスターとの
格闘で、いつも消耗していたと
思うと、
そのことは自分以外だーれも知らないコトデ
自分の孤独のみが
それを」引き受けていたのだが、
そういう中を
子供の自分も
若い自分も
よく頑張ってきたなーと
思う。
そう思うとほっとする自分がいて
過去をねぎらう自分がいる。
人間は誰からも否定されない。
たとえ否定されたとしても
魂までが
否定されるもんか・・と
思う。
だから
魂は
私は否定されるべき者ではない・・・と
あがいたり
苦しむ。
そこに
生命としての
反発があるからです。
生命は、生命を喰らって生きる・・・という不条理の中で
人間も不安が消滅することは
ありえないかもしれない。
つまり原始的自我は
常に自分以外の人間との戦いを
プログラムされているからね。
そうでないと
自分の生命がやられる!
しかし
智者としての人間は
必要のない不安
不合理な不安に対しては
断固、ノーです。
自分の中の不安をよーくみつめて
お掃除して
まー不安もあっても仕方がないけれど
それでも
いきいきと
たのしく
いきちゃる・・・・くらい
元気でいきましょう。
もう一度
だーれも
わたしも
あなたも
否定なんかできない!
否定する奴は
けっとばしてヤル!



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