『兵は詭道なり・・・・!』 |
電車で下井草までいった。
久し振りに電車に乗りながら
以前に買っておいた
岩波の単行本を読んだ。
中国の兵法「孫子」でいろいろ面白いことが
書いてありました。
北海道の帰り道はJALに乗ったのだが、
乗ってからすぐ夫婦で居眠りをしたらしく
目が覚めると座席の横に
飲み物のサーヴィスを申し付けるようにという
メモが置いてあった。
喉が渇いてあったので
さっそく乗客係りに紅茶を頼んだら
ミルクにするか
レモンにするかと言われ
じゃアーレモンでお願いしたのだが、
また戻ってきて
レモンがないからミルクでどうか・・と聞かれ、
じゃアーミルクでとお願いしたら
もってきたのは
熱い緑茶で
ミルクもきれて、
紅茶も切れているので
その代りに
緑茶を持ってきた・・・といいう。
一瞬
いやーな感がしたが
まあー^しょうがないので
それを受けとった。
いまから思えばこの時
きちんと抗議すべきでしたねえー。
それでも
JALの係員はどういう教育を受けているのかと
腹が立ちます。
勝手に緑茶を持ってきて押し付けて
そこはお客の私が緑茶でいいかを判断するところで
客の判断を仰ぐ前に
予防的に緑茶をもってきて
しのごうという・・・・という
自分らの都合しかない!
そこにはおもてなしの
ホスピタリティーなんて
毛ほどない!
何故JALを持ち出したかというと
朝、前原と小沢をセットしようと動いた
JALの再建をしている
京セラの稲盛氏のことが
放送されていたからです。
(ちなみに本来潰すべきJALを税金投入で再建させようとしたのも
前原と稲盛氏のセットだったね)
そのとき、
稲盛氏の言葉として
「相撲は土俵の中央で取れ」という言葉を
まあー
なにか、
いうなれば
氏の経営理念としての
核心的なことばのように
紹介していたので
ふーんと思った。
昨日読んだ「孫子」の兵法から言うと
それほど
愚かなことはないからねえー。
ビジネスも
政治も
頭は自在
発想は自由、
或いは融通無碍じゃないとねー!
JALは黒字になったというけれど
そこにほんとうに
客(国民)の立場に立った経営理念があるのかなー?
日本は徳川の政治が始まる前、
いわゆる戦国から豊臣までは
孫子の兵法…つまり策略による
国とり合戦が常であった。
しかし徳川の三百年の間にすっかり
平和ボケした日本人は
逆に”策略”を用いることを
悪と考えるようになった。
(まあこれも飼いならされた・・・ともいえるのですが・・。)
以前放送されたNHK大河ドラマの中で
武田信玄の軍師・山本勘助はしきりに
「兵は詭道なり」といっていたことを
思い出す。
「詭道」」とは
既成観念に捉われず
自由自在に策を弄することで、
それを現代的に訳すと
”頭脳プレー”ともいう。
”頭脳プレー”でいうなれば
「相撲は土俵の中央で取れ」なんていうのは
愚の骨頂で、
土俵のヘリだろうが
俵ぎりぎりでうっちゃろうが、
技のデパート舞の海がつかった
”猫だまし”など
相手と体も触れずに倒す
自分も相手も
成るべく最小のリスクで
闘う・・・という
ことです。
いまの日本に必要なことは
孫子の兵法ではないが
頭をやわらかーくして
もっとも
損傷被害のリスクを少なくして
國を立て直すことだと
思いますよ!
政治も経済も
たぶん
コチン、コチンのあたまの人間しか
いないのかねー!
私はおそらく今は
そういうもう過去の遺物の人間ばかりが
有象無象に相撲を取っているけれど
たぶん
おそらく中央ではなく
周辺の片隅から
おもいがけないところから
人材も
事も
起きてくるような
気がしています。
さー「兵は詭道」なりですよ。
今しばらく
静観して
この愚なる人間達に
耐えていましょう。



よかったらどうぞ!

特に戦争に限った話でもなく、全ての勝負に通じるもので、私も
よく思い出して仕事しています。
私のイメージは、今の政治家はぬるま湯で育ったボンボンが多く、それでは、勝負の世界では負けるだろうという感じです。

