シンプルに、簡素に! |
ボンヤリ過ごしましたので
まだ書くことへの余力があり
ずーっと頭に浮かんでいたことを
書くことにしました。
昨夜床に就きながら
布団の中で
つかれた体の力が抜けていく中
ああーテゼのブラザーたちのよう
生きたいなーという気持ちが
さざ波のように心に広がっていった。
テゼのブラザーとは
スイスとフランスの国境近くにある村の事で
そこに或る修道院の修道士の事です。
30年前、生きることが苦しくてたまらない
私が、救いを求めてカソリックの洗礼を受けたとき
そのリードしていただいたのが
当時に日本に滞在していた
ブラザー達でした。
彼らはほとんど
着の身着のままで
私物を持たず
ただインドで手に入れたらしい楽器のみが
其れらしいものでした。
当時インドにはマザーテレサが健在で
彼らはインドから韓国、日本へと
布教にきていたものと思います。
テゼはブラザーロジェが分裂したキリスト者たちの
和解の場として開いた祈りの修道院で
今では、宗教をこえた祈りの場として
世界中から若者たちがやってきています。
信仰を持つ者も
持たない者も
すべてうけいれていると
聞いています。
なぜテゼのブラザーのことを
思い出したかというと
私の中にずーっと憧れとして
もし私ひとりが
生き残ったら
もっとも簡素に暮らしたいという
願望があるからです。
それはストイックに
簡素に暮らすという事ではありません。
私の両親もほんとうに
簡素にしかし
ある意味では
贅沢に暮らしていました。
この間ずーっと自分が疲れ果てているなと
感じてきました。
なんだか今の文明に
急き立てられている自分がいます。
不要なもの
よけいな情報の海で溺れて
身体も頭も心もなかなか疲れが
とれません。
きっと皆さんの中にも
わたしと同じように
精神の疲弊を感じておられるかたも
いるでしょう。
今の自分はテゼどころか
たくさんの執着に
また迷いの真っただ中にいますが
でも
いつか
もっとシンプルに
もっと簡素に
自分の芯のところだけで
すたすたと
歩いていきたなーと
思います。
書いているうちにやっと
こころが
ストンと
下に落ちていきました。
『伝心柱マガジ』ンやってます。
よかったらどう!