被災地に行ってきました。 |
岩手県の被災地に、行ってきました。
行ってきたといっても、
ただ見てきただけなのですが・・・。
釜石、大船渡 陸前高田と
廻ってきました。
台風あとの晴れ渡った空からの
強く厳しい日ざしのなかに浮き上がる
津波の傷痕の廃墟は
ガランとした虚無のようでもアリ
しかし
きちん片づけられたがれきには
日本人の勤勉さと
確実にそこからまた立ち上がる
人間のバネをも感じました。
最初に行った釜石では
被災当時の写真展が行われており
その中から数点写真を撮らせていただきました。
なんて素敵な男たちでしょう!
軽率に言葉にはできない
しかし
人間はすごい!
自然は人間などには目もくれず
破壊し、蹴散らして
悠然と去っていったけど
でも、
自然から比べれれば
脆弱でゴマ粒のように小さいけど
人間もたいしたものだ。
次に行った大船渡の海は
何事もなかっように凪いていて
その海のすぐそばに
一本のクルミの木がありました。
クルミの木には
二箇所だけ
クルミの実がなっていて
ひょろひょろと海の塩風に
葉っぱが焼けながらも
風の中で
その実が揺れていました。
帰ってきてからも
なかなかことばにできず
胸の中の塊は
なかなかとけません。
でも
いいです、それで。
なにか
おおきな
たいせつなものが
胸のなか
こころの中に
ストンと
放りこまれた気がします。
ゆっくり
言葉にしてゆきたいと
思います。
うつむいてる赤つめ草!
『伝心柱マガジン』も
書いてます。よかったら覗いてください!
未だに・・・言葉も出ません。
早く早く・・・平穏な日々を!