昨日の続き、どうしてそうなったか! |
それによって意識化された文脈を語りだしたことと
今の世界の情勢とがつながるのかと・・・・不思議でしょ!
これはもうーいわば
風が吹くと桶屋が儲かる・・・みたいなもので
突き詰めて突き詰めていくと
見えてくることなんだけれども
それを極めて
雑駁に説明します。
人間が生まれたとき
赤ん坊はまだ言葉を獲得していません。
たぶん赤ん坊の頭のなかは
ぼんやりと見えるもの、聞こえるもの
五感で手に入れる触感や味覚や
そういうものが混然とした状態であると思います。
しかし赤ん坊はこの世に生まれた瞬間から
この世に適合するために
彼がさまざまに外界から受けた刺激の
データー化が脳の中で始まります。
つまり日々成長する彼の体と脳は
彼が明確に認識し獲得したたものには
”名前≒概念”が張られ
記憶化されていきます。
その時に
命の保全のためにパニックにならないように
脳は情報を整理していきます。
例えば、
彼の前に二つの同質の似た物質として
やかんとステンレスのボールが
あるとします。
彼の脳がまだそれらを
明確に識別できないときは、
やかんとボールの間には、
限りないバリエーションのモチーフがあり
それらは彼の脳の中で混沌と或いは
混濁した形で浮かんでいますが
やかんとボールという識別が
できたとき
やかんとボールの間にあった
たくさんのヴァリエーションモチーフは
捨てられるか、或いは
記憶の底にもぐってしまうか
つまり
やかんとボールの間にあった
”豊饒”なるものは整理されて
意識中から削除されてしまうのですね・・・笑!
※ 蛇足
この幼児の無差別に獲得される情報こそ
その人間の脳の記述の豊かさにつながるのに
愚かな親たちは、早く言葉を覚えさえようと
その豊かさを潰してしまいます。:
同様に文字を獲得したとき
”あ”と”お”の間にあった
限りない類型は
”あ”と”お”を識別した瞬間から
捨てられてゆきます。
同様に
この世の中で彼が獲得していった
文脈も周囲の持っている文化によって
取捨されていきます。
※ この時どういう文化を親が持っているか
或いは親が何を思い込んでいるかによって
文脈は取捨されていきます。
例えば
子供の味覚の好き嫌いで
せっかくその子自身の体感と味感覚で
自分のオリジナルな味覚を
造ろうとしても
親や周囲の人間によって
却下されたというか
強制(矯正)され、
彼自身の本心の文脈は
脳の記憶の中に潜下されて意識には
のぼらなくなります。
同様に
その家族
その社会
その世界で
是とされた文脈は意識にのこり
非とされた文脈は記憶の中に
潜ってしまいます。
そういうなかで
人間が今までなにを是とし
何を非として
この世の価値を位置づけてきたか・・・・・?
それは多くの人が
心の中では、
ほんとうの幸福はお金でも
権力でもない・・・・・・・と
思っていたとしても
世の中の主流は
お金を持っている者が勝ち
権力を持っている者が勝ち
それに追随する者が旨い汁を飲み
媚びる者が侍る世の中になり
その格差をウオール街でも
イスラムの民衆の反乱も
そして
金融というマネーゲームの亡者たちが
世界の金融を操作している
今の世界の危機の現実は
残念ながら
幸福とは
お金と権力だという
人間の文脈が
世界を囲いこんでしまったからだと
思います。
それは人間が
そう思い込んでしまった結果です。
以前にはいた
哲学者も
思想家も
すっかり鳴りを潜め
”おかね”という声のみが
空洞化した世界、地球の中から
聞こえてくるなあー・・・と
私は思います。
それはほかの生きもの達が
賢明に自分の分を守り
わきまえながら生きている中で
人間だけが病んでいる。
文明をつくりあげた人間だけが
病んでしまった。
それでもちょっと前までは
お金は”おあし”といって
世の中を廻る道具として
額に汗をし
家族や愛する人間のために
懸命に働けば
それなりのお金も
豊かさも手に入れることができましたが、
今は、
働いても働いても
暮らしはなかなか大変です。
しかも
額に汗をしない
むしろお金を得て
豊かに幸せになる・・・ということより
”マネーゲーム”をすることが
快感という
金融モンスターたちに
世界が乗っ取られてしまいました。
さて
私たちはどうしたら
いいのでしょうか。
私たちが言葉を
獲得してきたのは
間違いだったのでしょうか・・・・?
結論からいうと
私はそうは思いません。
ただ
なぜそうなっかを
次回に書きたいと思います。
かなり極論的に展開しましたが
しかし、今私たち人間が突きつけられている問題の根は
深いです。
だから
考えましょうね。
希望は捨てないでください。


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