シリーズ「残念なひとびと」・・・神の視座から! |
人間のほとんどが「残念なひと」で
このことに覚醒したひとなど
ほんの一握りでしょう。
それほど
自分の”残念さ”に気づくのは
むずかしくもあり
大変な事です。
人間の人生の前半、
幼児期から30代ぐらいまでは
その人間がいきてゆくために
いかに
危機や危険から自分を防衛するかを
学びます。
それはその人間の無意識層に
データーとして書き込まれてゆき
本人の自覚がないまま
ほぼ本能的に或いは
反射的に、そういう位置に立ち
そういう防衛を
してしまうのです。
しかしそのことがとても残念なことは
そういう自分の獲得した自己防衛が
ほとんど、
自分の両親はじめ身内にの間の人間関係を
基準にしており
狭いその幼児の生きた家庭という世界での
情報に過ぎないことです。
その過小な情報に基づいて
社会という大海原に出た時
人間は思いもかけない事態や
自分のイメージを超えた出来事に
遭遇するしかありません。
当然ですね。
そうするうちに
しかしなんとなく
うすうすうと
或いは
かなりはっきりと
世界は
自分が今までおもいこんでいたのと
ちがうんじゃないの?とか
なんかわからないけど
苦しいとか、
自分の内面だけでいきることの
限界を感じ始めたら
そこから
今度は後半の人生が
始まります。
30代40代・・・の後半の人生は
頭をぶつけどうしかも
しれませんし
迷いの真っただ中の
闇の中の手探りかも
しれませんね。
しかしその時
もしかしたら
自分の内面の中にある
自己防衛の扉を
開かなければ
ならないのかなーと
気づきはじめた人は
幸いです。
中には防衛の自分を
死守していた人だって
あるでしょうけど
でも
前半の自分という人間が
融けはじめたら
幸いです。
そうしたらね
今度は後半の人生のために
自分の心の扉をどんどん開いて
シャドウ傾向が強い人なら
お日様の光のなかに出る。
自分をそのまま表現するように
努力する。
努力とは
まず
他者を信頼して
自分の心の中のことばを
伝える。
我慢をしないで、素直に率直に
生きようとする
努力です。
光傾向が強いひとなら
シャドウの美しさに
気が付くことです。
影の落ち着きと
安らぎに
気が付くことです。
そして
はっきりと表現できない人の事を
受け入れ、理解する。
時にはじーっと言葉を謹んで
寡黙な人のことばに耳を傾ける。
複雑に屈折した人間の事を
理解する
努力です。
昨日書いた・迫害者・被害者・傍観者も
それぞれが
自分に気づいたら
迫害者は、自分の感情の激しさに気づき
被害者や傍観者に寄り添う。
被害者は
迫害屋の悲しみを理解すると同時に
被害者意識を追い出す!
傍観者は、勇気を出して
他者とふれあい、
当事者として行動する。
後半の人生は
このように
自分の対極にある人間像を
受け入れてゆくことです。
しかし
前半の人生のように受け身では
イケません。
自分の主体をしっかり立てて
自分で自分のために
自分にたりないもの
自分の対極にあるものを
自分が
とりに行くのですぞ!
それには
”今の自分”がいるところこそ
それがありのまま
等身大の自分の姿であることを
しっかり
受け入れる。
そしてそこから
出発する。
また、
くれぐれもしてはならないことは
自分の過去の否定です。
どんなに自分がいたらなくとも
愚かであろうとも
そこを通らなければ
自分の人生が成立しないことを
肝に銘じてください。
過去の自分にやさしい眼差しをむけること。
人生は学ぶことだらけで
でも
それほど
世界は大きくて
広い!
最後に人間の脳の中には
自分を客観的に
ひとりの人間と
神の視点から見ている自分が見える。。
またその自分を
人間全体風景の中に据えて
見ている
”神の視座”ともいうべきものが
あります。
自己本位の自分と
他者の目から見た自分の
両方を慧眼する能力です。
慧眼するだけではなくそれは
人間の弱さを憐れむこころ
いとおしむ心
天上から俯瞰してみている
観音様のような
視座です。
その視座から
ご自分をみてごらんなさい!
その時々を精一杯生きている自分が
みえるでしょう!
見えたら
稚拙でも愚かでも
そういう自分を責めたり
否定することが
いかに不毛なことか
分かるでしょ!
そうではなく
自分をいたわって
ねぎらって
そして過去の自分を
すべて赦して
抱きしめて
そして自分の心を
洗ってください。
そうして
自分の心を浄化したら
今度は
元気いっぱい
前へ前進です!
残念な自分を捨てて
今度は自分の全体へと
向かって
いきて
いきましょう!


よかったらどうぞ!
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ありますよ!
● 最近、ブログを書くだけで精一杯で、ちょっと疲れてきたので
コメントンに関しては、お返事を書かないことにいたしました。
でも記入はご自由にどうぞ!