シリーズ「共依存からの脱出!」・・・№13 迫害者、被害者・傍観者から脱出! |
以前も書いた
心理ゲームによる人間関係
”カープマンの三角形”について
もっとわかりやすく書いてみましょう!
だいたい人間関係というのは
いわゆる
”人間の関係”によって起きる現象で
多くのひとが それを
”感情”のレベルで受け取るから
ややこしくなる。
感情のレベルで受け取ったら
日本の人口は約1億3000万だから
1億3000万のパターンで
理解されるという事だよ!
つまり1億3000万の人間が
それぞれ自分の感情のベースに合わせて
その関係を解釈し、条件づけてる・・ってわけだから
なーんと
不毛で滑稽なことかと
私は思う。
そうじゃなくて
人間関係も、
数学の定理みたいな法則性があり
極めて理性的な現象結果としてみたら
よくわかるのではないかなー!
カープマンの三角形というのは
人間はそれぞれが
心理的な癖・・・というか
脳の可塑性に基づいた心理行動をもっており
それがそれぞれ共依存を求めて
心理ゲームをしかけて
人間関係の内容を造っている・・・という
心理定理です。
それは大きく三種類
・迫害者・被害者・傍観者(救援者)に
に分けることができ
それぞれが相互に依存しあいながら
心理ゲームを展開し
最後には
何とも嫌なー関係になっていくと
いうものです。
そしてこの三者はそれぞれに
蜜の味を持っているから
そうなるんだ・・という事を
今日は書きます。
・迫害者的傾向の人は常に
自分の中に溜まった感情のはけ口として
被害者を必要としますが
その内面は不安で自信がなく
その不安を投影した人間(被害者)に会うと
自動的に攻撃、支配したくなってしまいます。
しかし攻撃した自分をいつも心のどこかで
自責してはさらに
自分のアイデンティテーを
不安にさらしてしまうという
循環の中で生きてしまいます。
・被害者は受け身の生き方の自分を攻撃する
迫害者を必要とします。
自分の価値を認めてない自分を
迫害者から攻撃されることで
弱い自分の殻を破る事も
しないで済みますし
そういう風に自己認知して
自分を被害者に置くことにより
深層心理では迫害者の優位に自分おいて
手当を受けるべく自分を
肯定していきます。
でもこれは
ちょっと始末に悪い自己防衛ですよ。
自分の自己回復の
戦うチャンスをいつも
逸してしまうため
どんどんシャドウ心理の中に
取り込まれていきます。
・そして傍観者、時と場合によっては
救援者となる人間は
いつも高みの見物で自己防衛をし
ほんとうは自分が引き受けなければならない
リスクを回避し
計算高く時と場合によって
自分の有利なように
立ち廻ります。
この人間は被害者も迫害者も
自分のダミー人間として必要としますが
迫害者も被害者もリスクを
負いながらも
自分をいきるのに比べて
小利口に立ち回る分
いつも実感のない
空疎な自分を抱えて
生きています。
迫害者も被害者も傍観者(救援者)も
それぞれが
どうして自分は
こうなっちゃうの・・・という
嘆きを抱えながら
自分の深層心理にある
心理メカニズムに
操られて
ほゞ自動的なこういうゲームの
人間関係を
結んでしまい
依存とゲームを
意識的に
やめない限り
えんえんと続くゲームの中で
それぞれの役割を
担いながら共依存し
最後に
関係が破たんして行きます。
このゲームの後は
いつも苦々し後味がのこり
自分に絶望していきます。
つまり人間は、
他者との関係において
自分の中の反応が
現象化していくので
その関係を
どう結ぶか…という事を
自覚的に
考えればいいのですね。
さあー
どうしたらこのゲームから
脱出できるか・・・。
その前提として
まず
いつも
自分がどの役割を演じているかの
自己認識が
いりますねえー。
迫害者と認識したら
しっかり自分の感情を
コントロールして
攻撃的な自分を
やめることです。
そして攻撃的な自分の中にある
不安や弱さがどこからくるのか
検証する必要があります。
そこからどうしたら
自分の心理が”安心”するかを
考え、手当する。
被害者と認識したら
まず、その
受け身の自分を変えていく必要があります。
自分が自分の主体として
はっきり意思表示をする。
明快なことばで
しゃべる!
被害者という
保護される身に自分を
依存させない。
リスクをきちんと
負う!
逃げない!
戦う勇気
NOという勇気を
持つ。
傍観者と認識したら
リスクを引き受け火中の栗を拾い
自分の人生の主役を生きる。
脇役をやめる。
自分の利害を計算する前に
目の前で起きていることに対する
自分の正直な気持ち、感情を
ちゃーんと行動化する。
責任を取る覚悟をする。
人間は自分が身に着けてしまった
自分の行動のパターンを
なかなか変えることができませんから
ふと気が付くと
自動的にその役割をやっていることが
ほとんどです。
しかし
気がついた瞬間に
やめる。
自分の問題性を
はっきり認識したうえで
自分の感情のコントロールを
意識的に変える努力を
積み重ねていくことです。
人間関係を
感情で
解釈しない!
人間関係を
客観的な現象として
理性で見極める。
まあ―
依存を始めた途端に
こういう人間関係の
罠(ゲーム)に
嵌まってしまいます。
先日書いたように
人間関係は
くったくなく
NOを言える関係が
ベストです。
さっさと
ゲームをおしまいにして
GOING MY WAY が
いいと
おもうよ!
痛快に
いきようよ!
がんばって咲いてるなあーこの花も!
『伝心柱マガジン』もやっちょります。
よかったらどうぞ!
とてもいいと思います。
なぜなら、いつ頃から貴方が薬を服用されてこられたのかは、分りませんが、しかしもう脳と体が薬に依存するような神経の反応体系になっている場合、薬を徹底的に断ち、また健康で正常な脳と体に戻すために、そういう入院も有効だと思います。そしてその時貴方は、自分の生き方を絶対変えると決心して、入院することですね。でも、もう貴方は少しずつ何が原因であったかに気づきはじめたでしょ。これから、さらに気づいてゆくと思います。だから退院後は新しい自分を生き直すつもりで頑張ればいいと思います。さらに親と暮らさないことで、親との距離にできるでしょう。そのこともとても重要です。そして少しずつこれまでの貴方の発想法や認識を変えていく、それが出来てくると、貴方も生き返るとおもいます。そしてお母さんのことですが,人間が一番やってはいけないことは、相手を無視することです。それは相手の存在を否定することで、自分への注意を惹こうとする、とてもい卑怯なやり方です。そういう人に対して貴方は振りまわされる必要はありません。断固として突き離し、ほおっておくことです。そういうわがままな幼稚な態度に対しては、厳しく接し、もうそういう貴女の甘えには応じませんよ・・・と、気づかせることもお母さんへの大きな愛情です。