シリーズ”風のエッセイ” 人間関係は科学だ・・・? |
普通に戻りました。
もうそろそろ難しい心理のことは
と
思いましたが、
昨日から頭に浮かんできているので
書きます。
自分におきてくる様々なことは
すべて
自分と他者
自分と集団
自分と世の中
自分と社会
という
”自分の内面”と
”自分の外側の世界”との
”関係”によって
起きてくる”現象”で
例えそこに何らかの
不都合や
悪いことが起きても
それは
自分と他者、外部世界との
”関係”において
そういうことが起きてきている・・・と
いう事です。
だから
原因は
”自分にある”と
感情的に
思い込まないで
・どうして自分がそのような”反応”をしたのか
という
・自分の中にある,対外部へ向けての”顔”と言いますか
”スタンス”といいますか、
自分は常に外部世界の人間から
どう見られたい欲望、欲求を持っているか・・・を
検証する必要があります。
例えば
”いい人”に思われたい・・・という潜在的な欲求がある人は
常にそういうスタンスで対人関係を
結ぼうとするでしょう。
しかし単純な人なら
その人のそういういい人を歓迎して
受け入れてくれるかもしれませんが
ちょっと複雑に頭が働く人なら
そういうその人の欲求の裏にある
”偽善”を見抜いてしまうでしょうから
単純に受け入れず、
むしろ批判的に処されるかもしれませんね。
そしてもっと頭脳犯的な人なら
その人のいい人ぶりに
ちょろっと付け込んで
その人をナメタ扱いをするかもしれませんね。
まず自分の中にある
原因として
”共依存”や”甘え”がある場合は
それが跳ね返ってくるのは
間違いありません。
次に
人間関係に起きてくるトラブルのほとんどは
”心理ゲーム”です。
当人同士が”無意識”で行っている
深層心理の”ゲーム”です。
このゲームは
相手と対峙した瞬間に起きる
自然発生的なもので
以前にも書きましたが
大きく分けて
迫害者・被害者・傍観者(救援者)という
三つの役割のどれかという
位置(スタンス)に
自分を置いて
深層心理でゲームて戦います。
つまり何を言いたいのか・・・というと。
人間関係において起きてくる
さまざまな事を
じぶんがダメだから・・とか
一方的に自分が悪い…という事などは
有りえないのですね。
自分を責めたり
反省するよりか
或いは相手を
憎んだり
恨んだりするよりか
・自分は他者にどう思われたいと
思っているか。
・自分は心理ゲームに於いて
瞬間的にどの役割を
になってしまうか・・・という
ことを分析する必要があります。
この三者はそれぞれが
愛情が欲しく
自分の心を埋める
或いは自分に注意を向けたくて
心理的駆け引きを
繰りかしえ行います。
例えばこれなどは
ホントにいい例だと思いますが
あるご主人が奥さんに対して
とても冷たいんです。
かといって素行が悪いわけじゃないし
浮気をするわけでもない。
しかし奥さんになかなか心を開かないのです。
奥さんは心的にとても消耗して
離婚したいと思い始めましたが
ご主人はそう切り出すと
すこし優しくなる。
この関係を分析するとね
ご主人の中には
相手に心を開かず
冷たくしていれば
相手はそれに翻弄され
ずーっと自分に注意を向け続ける・・・という
ゆがんだ対人処方箋があり
奥さんはそれに
ホンろうされ続けているのですね。
永遠の追っかけっこごっこです。
傍観者の人間は
こういう駆け引きをよくします。
解決するには
奥さんが目覚めて
ご主人のこと突き放して
甘ったれるじゃないと
もう注意を向けなくなること。
つまり自立することですけど・・・笑!
まあ
自分のゲームの内容を
よーく検証して
そうして見えてきた自分を
自分はどうしたいか・・・・ですね!
ここを解決してゆけばいいのです。
共依存、甘え 心理ゲームは
その人の中で一体となって
その人の行動を創りあげていきます。
まー、
クリエイテヴと言えば
そりゃー見事にクリエイティヴですよ・・・・笑!
しかしその穴の中にいる限り
迷路をうろつくしかないでしょう。
特効薬は
”自立(律)”です。
でも
これが
”至難の業”ですね。
しかし
人生はこの至難の業を得るための
修行でしょ!
ひとつひとつ自分の中の
甘え、共依存、心理ゲームを
排してゆくしかありません。
人間関係は
主観の感情に溺れないで
原因と結果を
ちゃーんと論理的に
検証し
科学的に見る…という事が
必要です。
できたら
深刻にならないで
あっけらかんと
自分ちゃあ・・・なんだべ・・・くらいに
あら.わたシャ・・こういうゲームや
甘えをもっとるんかいな・・
ヤーメヨ!
と
楽しみながらやれると
最高ですね・・・・。
最後に
人間はいつも、その人にふさわしい処にいる
(これはとても深い意味がありますよ)
しかしその”ふさわしい”という事の
内容を変えていけば
また新たに場所がみつかります。
すべてのカギは自分が持っているという事ね・・・。
『伝心柱マガジン』