シリーズ”風のエッセイ” すなほに咲いて白い花なり |
なんと人々は委縮して生きているかと
気の毒になる。
そんなに委縮しなくても
いいよ!・・って言ってあげたい。
それにね、
自分が委縮していると
相手も委縮するからね。
自分の自然な心に添って
素直に
素直に生きられればいいねー!
でも
素直にいきるというのは
いい子ちゃんに
優等生でいきるというのとは
月とすっぽんほども違うから
勘違いしないでね。
自分のこころが嫌な時は
嫌なんだよ!
それをすなおに自分が受け入れる。
自分の心と
自分の気持ちがピタッと
一致していると
身体も一つにまとまって
気分もいいし
エネルギーがチャ―ンと
循環する。
あの賢治の詩「雲の信号」のように
あゝ いいな、 せいせいするな
風が吹くし
農具はぴかぴか光っているし・・・・
みたいに
いつも自分がそこにいるんだね。
すなほに咲いて白い花なり
これは山頭火の句だったと思うけど
委縮すると緊張し
緊張すると
不自然になるからね・・・。
どんどん空回りしていくねー!
空回りすると
自分が傷ついて
自信がなくなるからねえ・・・。
さっき 「万葉集」を読んでいたら
何とも なまめかしいまではいかないけれど
匂いたつものを感じさせる短歌がありました。
春の苑 紅にほふ 桃の花
下照る道に 出で立つ少女
大伴家持
桃の花が香る園から
ふわり・・現れた少女
そのままが
うつくしいんだね!
もう一句
あをによし 寧楽の京師は 咲く花の
薫ふがごとく 今盛りなり
小野 老
(あをによし 奈良の都は 咲く花の
匂うがごとく 今盛りなり)
もうすぐ桜が咲くから京の都に
遊びに行きたいなあー・・・!
でも、今日、
父ちゃんが中国から帰ってくるから
主婦をやらないといけない・・・トホホ!
さっき近所の公園へ
桜が咲きそうかどうか
見てきましたが
まだまだ固そうなつぼみでした。
でも
これからは
あちこちで
花が咲いてくれる。
だから
きっと
いいことがたくさんあると
おもいますよ。


『伝心柱マガジン』