シリーズ”風のエッセイ” 覚醒するとは・・・その5、何も奪われない! |
憎しみと怒りについての事が
ありましたので
今日はそのことを
すこし書きましょう。
憎しみや怒りの感情の根には
自分の無力感があります。
自分が
起きていることや
相手に対して
”無力”であることからくる
”不安”に陥り
危機の本能から
自分を回復させるために
怒りや憎しみの感情(エネルギー)に
スイッチがはいるのです。
つまり怒りや憎しみの裏に在るのは
自分が反映されない
自分が受け入れてもらえない
”悲しみ”ですよ。
そしてもう一つ
たいせつな事
それは”依存”です。
つまり
相手に依存している自分がいるから
相手をどうにもできないときに
不安に陥り
憎しみや怒りが起きます。
まずは自分の中にある
甘えと依存を
とりさることでしょうねえー!
自分は意識していないが
無意識に
こうあってほしいという依存を
相手にしていることを
自覚してください。
そしてその甘えや依存の裏には
自分を信頼する力や
自分の中にある
生命の輝きを
奪われてしまったという
子供時代の辛い自分
心理的傷をもった自分が
います。
遠い子供時代に
自分より圧倒に強く
かなわない大人の
心無い行為に
傷つきながらも
どうすることもできなかった自分の中に
”無力感”が植え付けられてしまったのですね。
その結果自信を失い
依存と甘えで
それをカヴァーしようとする
自分になってしまったのですね。
でも聞きますよ!
ほんとうに
あなたは
無力でしょうか・・?
確かに幼児の頃
子どもの頃
あなたはまだまだ未熟で弱く
無力であったかもしれないが
今は
違うでしょ!
その頃の自分の
ほんとうの輝きや生命の底力
そして自分を信頼する力を
奪われてしまっただけです。
奪われたものは
奪い返しましょう。
もともと自分の中にあった生命力を
取り返しましょう。
侮蔑するものは許さない
エネルギーを奪うものも
許さないという
気迫と
自分は何者にも替え難いという
人間としての尊厳を
生きるのです。
もともと自分は
植物たちが
ぐいぐいと
空に向かい
光に顔を向けて生きているように
身体の隅々までが
”光と愛”に満ちていることを
自覚する。
言っておきますが
この”愛”は
うぬぼれや
偽善の親切や
メシア症候群的な
にせものの
善意ではありませんよ。
自分のからだを射抜いている
”生きよう”とする
善なる透明なエネルギーです。
太陽から
シャワーのように浴びせられる
ひかりの
生きなさい
育ちなさい
前へ進みなさい
という
あなたの生命を生かそうとする
”愛”ですよ。
そしてその愛は
無意識の中にあり
あなたが自分に与える愛でもあり
あなたが他者に与える
ささやかな愛でも
ある。
これは
決して
誰からも
奪われない
あなた自身の原型にもう
プログラムされている
愛です。
だから
あなたは無力では
ない。
自分は無力だと思い込んでいる
自分のブレーキを
はずしたら
いい!
そして
悲しみにひたらないで
しっかり顔をあげて
自分の中の愛と光
つまり
自分を徹底的に信頼し
自分の中にある輝きを
取戻し
依存と
甘えを
追い払い
毅然として自分を
いきることです。
そういう風に
自分を取戻し
自分の心にいつも正直に
自分を生きだすと
自分が
自分に満たされてくる。
そうなってはじめて
他者を受け入れることが
始まってきます。
依存も甘でもない
怒りや憎しみもない
何者にも
なにも
奪われない
自分です。
そうなると
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