シリーズ・自分の自然性で生きる・インナーチャイルドと出遭う! |
インナーチャイルドと出遭うワークショップを
開きますので
ブログは20日までお休みします。
インナーチャイルドとは
私たちの無意識に棲んでいる
もうひとりの私で
それは
意識の世界とは”さかさま”に棲んでいます。
このインナーチャイルドは
人間の行動の動機付けの
”根っこ”のところにおり
様々に私たちの行動を規制し
方向づけてしまいます。
ほとんどの人はこのインナーチャイルドに気づかず
また、インナーチャイルドが痛み、汚れ
苦しんでいればいるほど
その人間は、
問題行動やトラブルや
社会や対人関係に不適応をおこします。
しかしこのインナーチャイルドを
救いだし、客観的に眺め、検証してのち
自分に統合すると
つまり
自分の無意識にあるものをみつけだし
それと向き合ったとき、はじめて
そこに
自律した
その人の客観的世界が生まれてきます。
当然
そのひと自身の客観的視野や
能力が生まれていきます。
つまり
インナーチャイルドに気づくというのは
それまでの
自分の意識をつきはなし
その意識の裏側にある
自分の表面の意識とは
反対の意識を持っている自分を
つきとめ
今度は
両方の立場に立って
眺め、さらに
その両方を
外側から理性的に
眺めるという事です。
そして
インナーチャイルドは、
意識とはさかさまに存在していますから、
意識では、
いい子や優等生やいい人を演じている人は
そのいい子、優等生、いい人と同じ分量だけの
悪い子、劣等生 嫌な人間・・・などなどが
そこにいるという事です。
しかし、
ことわっておきますが、
その悪い子、劣等生、わるい、嫌な人間も
親から見た場合の
・・・・・・・・
悪い子や劣等生、悪い人・・という事です。
つまり
親との関係で、
ほんとうの自分が仮面をかぶらざるを得なくなり
その犠牲として
無意識の底に沈めた
インナーチャイルドがいるのです。
だから
インナーチャイルドに気づくということは
いわば親との戦いでもあり
親から分離するために
自分の仮面がハガサレることでもあり
だから
親と別れる(分離)覚悟や決心を
していない人には
強烈な抵抗感や不安や怖れが
が生まれます。
そして
その抵抗感や不安や怖れが
意識に於いては常に
他人へと投影されて生きてしまいます。
つまり
日常的に、自分のなかに
普通に起きてくる
抵抗感や批判意識や
こころが傷つくことの裏には
インナーチャイルドがおり
インナーチャイルドが反応しているということですね。
そして更に重要なことは、
インナーチャイルドとは
親、もしくはそれに類する人間と
一体化しているために
邪魔者にされ、抑圧されている自分です。
つまり
親や大人に、見放されることを恐れて
親や大人向けに作った仮面のしたにある
ほんとうの自分が
抑圧され、無意識に閉じ込められているのです。
ほんとうは親に抵抗し
反抗し
NO-といいたい自分が
それを言わず、
それをいったら
ヤバイことになりかねないから
意識しないようにして
そういう自分がなかったことにされてしまった・・・・けれど
でも
自分の本心は消すことができず
意識からは追放して
無意識で、
自分を維持しているのですね。
かたちとしては
親から自立して生活していても
親と一体化して
親の庇護のなかにいる自分です。
だから
意識の分離、独立がない限り
インナーチャイルドは
気づかれず、
無意識で抑圧されつづけては、
その人にとって
ありがたくない行動を
無意識から遠隔操作をしてしまいます。
おそらくそれで
一生を終える人々がほとんどだと
思います。
もうお分かりでしょうか、
自分に起きてくる
自分にとつての不幸なこと
トラブルや
鬱や
厄介な欲求は
このインナーチャイルド
つまり
ほんとうの自分を生きていないことに
あります。
いつも
自分の自然性の事には目を向けず
外側(親や社会)向けの
仮面で生きているからです。
更に
インナーチャイルドの”感情”を
抑圧しているひとは、
その感情を
抑圧するだけで
大変なエネルギーを消費し
消耗し続けていきていますから
それが続けば
当然、生きるエネルギーは
枯渇してきますよね。
いくら社会的に成功しても
親の意に沿って頑張っても
それは所詮仮面の嘘の自分ですから
そこはいつも空洞化し
その虚無の自分がいつまでたっても
満たされません。
自分の内面に向き合い
インナーチャイルドを救い出すことが
どれほど大切な事であるか・・・ということですね。
インナーチャイルドに気づくとしたらそれは
自分の危機のときです。
自分が力尽きてくるときです。
その時こそ
それまでの自分の生き方を洗い直し
そして
ほんとうの自分(インナーチャイルド)を
救いだして
自分を
自分の自然性に基づいた生き方へと
”チェンジ”する。
それには
そういう”決意”や”覚悟”が
いりますねえー!
そして
それはもしかしたら、
それまでの自分を
”全否定”しなければならないことかもしれませんから
自分がぺしゃんこになる
”勇気”が必要です。
しかし
インナーチャイルドを見つけ出し
救い出した後は別の
自分が産まれてきます。
つまりそれまでは、意識だけでしか
生きてこなかった人間が
今度は意識と無意識という両方
つまり自分の全体世界を
駆使しながら
生き始めるからです。
これはねえーすごいですよ!
それは全自分を根拠に
自分に基づいた自分の見識や直感で
生きていく自分です。
すべてを自分で賄い
自分を自分で満たしていく自分です。
さらに
それまでに獲得した見識や経験も
意識と無意識が変わることにより
内容はそのままでも
動機付けが変化していきますから
そのまま生かされていきます。
インナーチャイルドを救い出すということは
自律する…という事の第一歩です。
親と分離し
時には親を捨てなければならないことも
あるでしょう。
しかし
自立(自律)し
いつも自分の意志で行動し
自分に責任をもち
その連続のなかで
だんだん自分が
満ちてくるという事ですね。
自分が満ちてくると
決して孤独ではありません。
孤独な人は
自分が本当は寂しくで仕方がないのに
自分が寂しいのだという事を引き受けず
他人に依存してばかりで
ずーっとその空洞化した自分を
埋められないからですよ。
でも、自分が孤独であることを
チャ―ンと意識してこそ
その孤独な自分を
自分でうめるために
どうしたらいいかの手だてが
わかってくるでしょ!
ことわっておきますが
孤独を自分で埋める努力をしないで
孤独を依存しても
孤独はいつまでたっても消えませんし
むしろ依存した分量の空洞化が
自分に跳ね返ってくるだけです。
ああ、ずいぶん長くなりました。
人間が生きることとは
究極的には
自分の中の無意識を発見し
意識と無意識を統合していくことだと
思います。
それにより
始めて
丸ごと
そこに顕れ
存在している
自分という人間が
満たされ
自分らしい”生”を
生きることだと
思います。


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映画「流・ながれ」ロードショウについて
Moreをご覧ください。
↓
告知
以前このブログでもご紹介した
ドキュメンタリー映画「流・ながれ」のロードショウが
10月27日(土)~11月2日(金)10:30/12:30/18:00の1日3回上映!
それ以降は朝のモーニングショーとして
11月3日(土)からは10:30の1日1回!
ポレポレ東中野で上映されます。
●「流・ながれ」のホームページはこちらです。

とても興味深くブログを読ませていただいています。
インナーチャイルドと出遭うワークショップ、とても興味があります。
一般でも参加できるのでしょうか・・?
もし参加が出来るのならば場所や時間を教えていただけたら幸いです。