いい人でありたい人の落とし穴! |
いい人でありたい人は
無意識に他人の顔色を
伺っています。
その人は
他人から悪く思われると
落ち込み
いい人だと思われると
エネルギーが湧いてイキイキします。
つまり
いつも他人との関係の中に身を置いて
生きているのですね。
たいへんですね~!
でも
他人がしかめっ面をしたり
きげんが悪そうだったり
或いは
怖い顔をしているのは
実は
その人が苦しい時なんですよ。
他人には関係なく
その人の内面になにか困ったことや
厄介なことや
不安なことを抱えている時
人間の人相は
悪くなります。
いい人に思われえたい人は
それを自分と結びつけて
自分で解釈して
顔色を窺ってしまう。
そういうひとり相撲を
してしまう。
とても愚かしいことでしょ。
先日も書きましたが
人間の脳と体は
一人一人が
自分のカプセルに
入っているようなものですから
すべてが
自分というフィルターを通して
自分に語られ
自分の内容を通して
解釈されてゆきます。
それが顏に顕れているだけです。
例えば怒りの顔の人は
心理的不安を抱えているから
怒りが湧き
顏がそうなるのです。
その時
自分のフィルターに不安や
怖れやがこびりついていたりすると
何でもないことにでも
不安や怖れやのスモッグがついてしまい
自分を必要以上に追いつめたり
深刻にしてしまったりします。
そういうことが続くと
今度はそれらの不安や怖れを
払拭するために
怒りが起きてきたりします。
ほんとうは
ほんのちょっとの違和や擦れ違いだったのに
その不安や怖れや怯えが脳を刺激して
今度は脳がどんどんシュミレーションしては
それらを増幅させ
さらにシュミレーションで説明を加えるうちに
そのシュミレーションに過ぎない・・・ことが
スモッグのように心理に広がり
今度はそれが逆に自分を脅して
ほんとうのように
思い込んでゆきます。
だから
それは
ちっともホントの事じゃなく
自分が脚色した物語んですよ!
いい人で生きるとは
そういう風に
他人の影におびえて
生きてしまうことです。
影というより
幽霊と言った方がいいでしょう。
だって実態はないんですから・・・・。
まあ
この
脳の前頭葉のシュミレーションにも
困ったモンですなあ~!!
まあ
動物としての本能的な
防衛といいますか
ワニとネズミの脳は強いですから
その強さに押されて
やっちまうんですね・・・前頭葉が・・トホホ!
人間は他人の事には
余り関心を持ちません。
他人との”関係”と
その関係で起きることに
関心があり
人によっては
それを優先順位にしてしまっているのですね。
しかしねえ~,
他人と自分はもともと、まったくの
ベツモノですから
まあ擦れ違うのが当たり前で
分かり合えないのが
当たり前なんです。
だから人間はしょっちゅう
トラブルに巻き込まれるのです。
他人のことなど
きにしないことです。
むしろ
他人のことは
ほおっておくのが
ベストでしょう・・・。
親切もおそよ
お節介です。
人間はすべて
自力で生きる生命プログラムを
内包して生きています。
そのために
言葉を獲得し
意識を獲得し
前頭葉を獲得してきたのですから。
今の世の中は
不安を商売にして
不安と依存を煽っています。
まあ
物事はなるようにしかならないし
なるようになるんです。
過剰にシュミレーション
しないで
なるようになる現実を
そのまま受けいれて
”今”を元気に楽しく
そういう日々を続けて
健康に生きることでは
ないでしょうか。