ヨウジ・ヤマモト、高踏なる殺気! |
熱でうつらうつらするなか、
2,3ページ読んではウトウトとしながら、
それでも三日かかって一冊読み上げたその本が、
山本輝司さんをインタヴューした
「服を作る・モードを超えて」という本で、
やはりヨウジ・ヤマモト氏は
素敵でした。
私は洋服とか装飾品とか
身に着けるものには
あまり関心がなく
夏はTシャツに短パン、
冬は絣の筒袖の上っ張りに
モンペで
ほとんど着易いものしか
着ません・・・。
そんな私がひとりだけ、
好きなデザイナーがいて
それが
山本輝司氏です。
私はチビデブにもかかわらず
ヨウジ・ヤマモト氏の服が好きで
洋服を買いにゆく時は
まず、ヨージさんのお店か
ワイズから覗いていく。
もう、行ってもほとんど私の体型にあう服は
あまりないのだけれど
それでもまず、彼の洋服から
始めるのです。
それはどうしてかというと
ヨウジ・ヤマモト氏のには
”高踏なる殺気”みたいなものが
あるからです。
おそらく”着る”ということに関しての
既成観念がある人は
彼の洋服は着れないと思うのですが
どうでしょう。
つまり
彼の洋服は
型にはまって
パターン化された洋服を求める人には
ちょっと気難しい服で、
逆に、洋服のほうから
着る人間の意志を問われるような
殺気があって
洋服が
自分を引き立てるわき役には
ならないのです。
いわゆる、
自分をカヴァーする洋服ではなく
洋服と自分とが対等に一体化しないと
着れない・・と言う服のように
思います。
だから
私も、自分の意志を
はっきり示す場合に
彼の洋服を着、
その洋服を着たときは
自分の中に
一本スジが通った
シャンとした
自分がいます。
特に気に入っているのが
夏の藍染のワンピースで
これは、できるだけ
着続けることができるように
2セット買い
毎年、とても大切に
着るべき時に
着ています。
本の中で輝司氏も
「女性は、話し方が似てきていたり、
『かわいい』という表現が多かったり。
なんだか広告やブランドに踊らされている気がします。
その人の精神の自立からくる美しい立ち振る舞いは
減ったと思います。」
と
語っておられたように
今の日本の女性は
どういうわけか
”可愛い”とか、薄っぺらでデコレイティヴな
なにか幼児性の強いものばかりが
もてはやされ
自立した女性の服・・というものが
あまり、というか
ほとんど見られません。
輝司氏の服には
自分の精神をしっかり抱えた
女の孤独の影がゆらめいており
その後ろ姿が
とても美しいように
デザインされていると
私は思います。
7月に入ってから
下痢で体をこわして痩せ
また、風邪で寝込んだことで
約7キロくらい
痩せました。
だから
もっと痩せて
できたら
喪服用に
輝司氏のかっちりした黒の服を
買おうと企んでいます。
たった一つの私の装飾品である
イタリアのカメオのブローチを
その襟元に着けられるような
フォーマルな服を・・・・です。
絵や彫刻を買うのと同じように
ヨウジ・ヤマモトの服を
買う。
輝司氏のデザインは
いつも壊すことに挑戦している。
しかしそれは
感情に任せて壊す破壊ではなく
知性によるイノベーションの美としての
洋服です。
熱に唸りながら
それでも
読み終えて
やっぱり
心がわくわくと
もってゆかれるような
ヨウジ・ヤマモトの
世界でした。
同じ時代に生まれ、
彼の服を着ることができて
ほんとに
嬉しいです。

大きな一枚の和紙の前で
部屋の中を涼しくしてくれて
います。
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