すべて顕われる! |
思います。
家人が見ていたので私も
フィギアスケートのテレビを見ました。
すべてでるものだなあ~というのは
男子のフィギアの高橋君の事です。
その人間の内面がすべて
そのままそこに顕われてくるものだなあ~と
改めて思ったのですよ。
高橋君が、その演技のために
日ごろとてつもない練習をしているだろうということは
良くわかります。
私もその努力には敬服するのですが
以前の彼の演技には
どこか
俗っぽい媚があり
なんとなくですが
ちょっとだけですが
それを敬遠したいという気持ちが
私の中にありました。
しかし一昨日の演技はちがっていました。
ビートルズメドレーの演技です。
まあ、ジャンプのほうはダメだったのですが
そんなことなどどうでもいいくらい
スケートの演技はもう
素晴らしいかったです。
隅々まで神経が行き渡り
体と一体化した演技は
官能的であり
芸術的でありました。
そこには
いつものあの俗っぽい、というか
ちょっと安っぽい色気が
いっさい消えて、
真っ直ぐで、
裸形での彼がおり
余計なものを削ぎ落とした演技がありました。
おそらくそういう内面で演技したのだと思います。
その成熟さに比べたら
他の子の演技は
まだまだお子ちゃまのレベルです。
それと同時に素晴らしかったのは
鈴木明子さんの演技です。
これはもう完璧でしたね。
しなやかで
美しく、
彼女の内面の豊かさがそのまま表れていたと思います。
娘はずーっと鈴木さんを応援しており
彼女とコーチの長久保さんが
どれほど努力をして
そして素敵な子弟であるかを
いつも聞かされていました。
一歩ずつ、確実に努力し
マスコミではかなり冷遇されていたのですが
しかし、
やはり
その努力の積み重ねが実りましたねえ~。
そしてちょっと気になったのが
浅田真央さん。
もちろんこの人がどれほど努力し
頑張っているかも
よーく承知していますし、いつも応援していますし
それに佐藤コー夫妻も
私は世界一のコーチだと思っています。
しかし
最後のインタヴューの時に
私はチラッとですが
真央さんの中にかすかな”慢”を感じてしまいました。
おそらく本人は全く気づいていないと思いますよ。
でもね~、もしかしたら真央さんは
鈴木明子さんの中には
真央さんにはないものがある・・・ということに
気が付いているでしょうか?
まだまだ若いからねえ~、
気が付かないのも当然だと
思いますよ。
真央さんにないもの
しかし、鈴木明子さんのてのひらには
ちゃーんとそれがある。
その
それが
いつも明子さんに寄り添い
そして
ここまで彼女を高め、
あのフロー状態の演技を生み出したのだと
思います。
真央さんもいつか気づくといいね!
そして
高橋君
良かったね。
さらに小塚君のスケーティングの滑らかさも
これも
世界一の熟成度だったと
思います。
まあ、私はオリンピックなんかどうでもいいけど
フィギアは見てみようかな~と
思います。
追 もしかしたら真央さんのは”慢”は、
”孤独”の反動から来ているもののようにも思えますね~。
ぐっと寒くなりましたが、ミニバラが咲いてくれています。
25年前に書いた本です。 よかったらどうぞ!