「助けてください」 その4 |
ドンドン自分が興奮しやすい方へと
流れていきます。
人間の脳の中には
古い動物の本能的な脳があり、
その脳は
私達の感情を支配していて
とても強いのですね。
だから理性の脳(前頭葉)を
きちんと働かせていないと
どうしても
パワーのある方へと
強い方へと
自分が流されてしまうのです。
でも反対に
自分がもう限界で
とても挫けていて
さらに
悲しみが胸に詰まっていることを
自分自身にも他者にも
表明することは
なかなかできません。
また自分も
他者の中にある
その弱さや
限界や
悲しみを
理解できるかというと
それも
なかなか難しいです。
人間は、それぞれの脳が
自分というカプセルのなかで
完結していますから
本当は
他人の事など
分らないのです。
だから
孤独で孤立していることが
当たり前なのですが、
それでも
自分の弱さや
もろさや
悲しみを
ちゃーんと理解し心得ている人は
他者のなかの同質なものに
敏感に反応できるでしょう。
でもね、
だからといって
むやみに
助けてあげるというのも
いけませんよ。
それはともすると
他者の中へ
介入してしまうことになり
そこが難しいところです。
そのことを
承知しておくというのが
いいと思います。
でも
自分がほんとうに苦しい時
・私は今、こんなに苦しいです。
・私は今、ちょっと心が挫けていて辛いです。
・私は今、胸が詰まっていて、エネルギーがでません。
ということを
相手や他者へ
伝えられたなら
おそらく、その瞬間から
滞り、止まっていたエネルギーが
少しづつ流れはじめると
おもいますよ!
そういう自分の弱さをきちんと
言葉して外に放り出せないと
それがどんどんしこって
鬱になっていきます。
そして
自分の感覚で、或いは
自分の思いでしか
相手を見れなかったひとも
はっと
相手の状態に
眼がいくと思います。
これも
お互いの信頼関係を築いていくためには
とても必要なことだと
わたしは思います。
そしてもし
自分の痛みを伝えてもなお
それを
理解しようとしない相手なら
もう
何も言うことはありません。
その人間は
自分にふさわしくない人間です。
私なら
さっさとおさらばです。
それでも、まだぐずぐずと
その関係に固執するなら
それは
両方が依存し
甘えているということです。
人間は弱いものです。
しかしだからと言って、そこで
依存したり
甘えあうと
もうどんどん自分が
ダメになっていきます。
そうではなく
自分の弱さを理解し
熟知したうえで
他者との関係を
築いてゆく。
相手を信頼し
ほんとうに
自分が苦しくてたまらない時には
自分が苦しいということを
<言葉>で
きちんと表明することです。
その極限に
「助けてください」という言葉が
あると
思います。
「助けてください」という言葉が
通らなくなった社会は
とても
恐ろしい社会です。
戦争をし
空から爆弾を落とす人間達は
地上で恐怖におびえ苦しむ
弱く、無力な人間の「助けてください」が
聞こえなくなった人間達です。
強さを誇示し
勝を求め
争う人間のその末には
滅びしかないことを
私達は
熟知しておかなければ
いけませんね。
自立し
強くなるということの本質は
自分の中の
弱さを知り尽くすということです。
自分の中の弱さをごまかしている限り
強くなれません。
そして
コメントにあった
「できません」という表明も
とても大切です。
自分ができないということを
相手にキチンと表明しないことは
相手に嘘をついていることですからね。
それは誠実な関係ではありません。
3,11の震災の時
どれほど
日本人も
そしてさらに
世界中人々が
痛み苦しむ人間へ
優しいまなざしを向けたことでしょう。
そこにこそ
私は繋がっていたいと思います。

地べたの根っこで繋がっているのかな?

