シャドウからの脱出 その2、覚悟を決める。 |
あゝなんてシャドウは美しいのだろうと
思う時があります。
なぜなら
シャドウというのは
孤独の極致にあるからですね。
燦々と光を浴びて
キラキラと輝く美しさもありますが
しかし
薄暗さの中で
ひっそりと
佇んでいるものも
美しいです。
元気で楽しいのも美しいですが
寂しくてたまらないのも
美しいです。
ただ、
ドロドロのシャドウになったものは
美しくないです。
同じように
元気はつらつ、何でも明るくというのも
美しくないです。
そして
実はね、
光をあびているものも
影になっているものも
両方ともが
光の中にいるのですよ。
光の中に<在る>の
ですね。
つまり人間が美しいのは
光も
影もが
ちゃんと
バランスよく
その人間の中で
働いて
その人間を
立体的にしているとき
その人は
美しいのです。
ギラギラと光がありすぎるのも
影の中に
吞まれてしまうのも
どちらも偏っていて
不安の中を
生きているのですよ。
けっして
立体的ではないです。
その事を
しっかりと
頭に叩き込んでおいてください。
さて
昨日シャドウとは
幼児期や育成期の親や周囲の人間との関係で
つまり
対人や社会との関係でする仮面の自分の裏側に
必然的にできてしまう
抑圧されたもう一人の自分であると
書きましたが
つまり
自分とは
<関係によって生じる>
自分という意識と体の現象です。
だからシャドウ性が強い人は
それまでの
対人関係や
社会の中の自分の在り方について
つまり
自分は他人や社会と
どのような関係性を
自分が造りだしているか・・・を
ちゃんと考察し
見直す必要があります。
そこに於ける問題点は
大きくわけると
二つあると
私は考えています。
ひとつは
・自分が主体に生きることを学んでいないということ
もう一つは
・他者への要求が大きすぎる・・・と
ということです。
子供の頃にその人間の意志が尊重され
主体的に生きることを
学んだ子供は
人生の主役は自分であり
すべては、
自分の意志決定のもとにあり
他人に左右されず
自分の行動によって
人生は切り開かれるということを
きわめて
当然に、スムーズにいきていきますが
子供の頃に、
その人間の意志が尊重されず
いつも、親や周囲の人間の
<脇役>の位置でしか
生きれなかった子供は
瞬間的、自動的に
自分を抑圧し
受け身の自分で、生きてしまい
常に
他人の意志や行動に左右されて
生きてしまいます。
だからその人間の意志や欲求は
遂げられないまま
意識と体の中で
内向して
息苦しくなり
それがひるがえって
嫉妬や
ねたみや
憎しみや
自己憐憫の感情として
自分を被害者にして
常に
他人を意識し、
羨望した自意識の中で
もがき
それが限界に達すると
卑屈で
意地悪な言動で
他人を攻撃してしまう・・・のですね。
だからシャドウ性の強い人間は
どんどん孤立し
孤独が深くなって行くしか
ないのですね。
だから
シャドウ性の強い人は
自分の生き方を
・自分を主役にした生き方に変える必要があります。
・すべてのことに於いて
・自分の意志に基づいて<決定>し<行動>し
・自分がきちんと責任を取る
生き方へと変えていく必要があります。
しかし
シャドウの人たちは
こういう生き方をしてこなかったので
そういう生き方をするには
どうしたらいいかが
分らないと思います。
では
どうしたらいいか
まず
・自分はシャドウの生き方から脱出する・・と
言う決心が必要です。
覚悟が必要です。
そして最も大きな障害は
その人間の中に
しこってしまった
他者への恐怖です。
なぜ自分が
脇役になってしまうかというと
自分を脇役にしてしまう人間への
恐怖があるからです。
だから、その恐怖を乗り越えるために
・自分を脇役にした人たちを
退治する必要があります。
つまり
自分の子供の頃の親や周囲の人間で
自分をいつも我慢させた人間を
退治して
心の中から追い出す必要が
在るのです。
それには
まず
誰がどのように
自分を脇役にし
いつも
自分を不快な感情や
我慢をさせたかを
しっかりと
思いだすことが
必要です。
しかし
人間は
自分が恐れていることは
無意識の方へと封印して
なかなか思いだせません。
だからこそ
決意と
覚悟が
必要なのですね。
そして
もうひとつ
とても大事なことは
自分が恐ろしいと思っている人は
自分が子供の頃に接していた
その人間の姿であり
そう思いこんだ記憶であり
現在のその人では
ありません。
つまり
自分が子供の頃
親を
恐ろしいと思ったことが
ずーっと記憶の中で
引きずっているのであり
今の親は当時の親と同じではないのに
今もその記憶を引きずって
怖がっているということです。
だから
その恐怖を
乗り越えてしまえばいいのですよ!
では
次回
そのことを書きましょう。
昨日は7時に寝てしまい、今朝は1時に目が覚めて
このブログを書きました…笑!
※ またコメント欄を開きますが、
このコメント欄は、
自分の愚痴や嘆きや甘えのウンコを
落とす場(便所)ではありませんので
原則として非公開は受け付けません。
また、否と判断したものは
どんどん削除しますので
ご承知おきください
光と影があってこそ、のくだりに勇気付けられました。
深みのある人生を、主体的に送ること。
抑圧された自分を取り戻すこと。
大切にして生きたいです。
いつもブログに励まされております。ありがとうございます!