「ポエトリー・アグネス」と「ロルナの祈り」より |
「ポエトリー・アグネス」のことと
ベルギー映画、ダルデンヌ兄弟監督の
「ロルナの祈り」について
書きたいのですが
でも
対談でのネタバラシになるから
口にチャック・・・です。
(スミマセン)
それにしても
「ポエトリー・アグネス」は
台詞が素晴らしいかったです。
言葉が
磨き上げられていて
また
その会話も
究められたような美しさが
ありました。
イ・チャンドンという監督とは
どういう人なのか
是非村上監督にお尋ねしてみようと
おもっています。
また一方の「ロルナの祈り」も
人間とはなにかが
ロジックに積み上げられ
練り上げられられたような脚本でしたね。
そして私は
ダルデンヌ兄弟監督の
「ロゼッタ」を初めてみた時に感じた
<ある確信>を
この「ロルナの祈り」で
再確認しました。
それはダルデンヌ兄弟監督が
確信しているであろう
人間の<ある出口>です。
これも
対談の時に詳しくお話いたします。
そして同様に
イ・チャンドン監督のなかにある
人間にたいする重厚なる<ある確信>についても
是非お話したいです。
私はずーっと
言葉というものを
たいせつに、大切に
生きてきました。
言葉の奥に灯る
大切でゆるぎないものがある
ということを
再度確信するとともに
この二つの映画からも
教えられました。
さらに
ダルデンヌ監督の「息子のまなざし」「少年と自転車」
そして大島渚監督の「ご法度」を
近々に見る予定です。
特に大島渚監督は
楽しみです。
ほんとうに映画監督たちが
渾身の力をこめて
人間を描こうとしていることに
頭がさがります。
これらの映画を教えてくださった
村上浩康監督に
ほんとうに感謝です。
世の中、まだまだ
捨てたものでは
ありませんね。