職場での人間関係・・・その2・感情から解放される方法! |
それは私がてっきりいい子だなあ~と、
つまり優等生のように心根がいい子と
思っていた兄妹の兄が
殺人犯であったということです。
兄のほうは日ごろやとても優しいのに
その心の中には
激しい憎しみがあり
それを隠して優等生を
演じていたのです。
自分が犯人であることを告げる彼の顔は
夜叉のように
歪んでおり
傍で妹が
おろおろしていました。
自分が犯人だと告げる彼に対して
私は
余りの突然の豹変に
驚いてしまいましたが
直ぐに
あゝそうだったのか
なんと
苦しかったことだろう・・・と
深い
憐れみの感情が湧いていました。
憐れみというのは
相手を下にみて
憐れむのではありませんよ。
悲しみと痛みに共感し
寄りそう
感情です。
私が
弟の死から
一番受け取ったのは
この
人間の生きることの
厳しさと
激しさに対する
憐れみの感情でした。
人間はどんな人間も
・憎しみの感情
・嫉妬の感情
・自己憐憫の感情を
もっています。
これが作動するとき
辛いですね~。
でもね、
本当はね、
「私たちは永遠にそれぞれの主観性の中に閉じ込められている。」
のです。
これは茂木健一郎さんの言葉ですが
この通りなのです。
つまり
・憎しみの感情
・嫉妬の感情
・自己憐憫の感情
のすべては
自分の主観的な反応にすぎないのです。
つまり相手がほんとうにそうかどうかは
わからないのです。
しかし
自分の感情が
勝手にそう反応してしまう。
つまり
これらの感情が
1 どうして自分に起きるのか・・・という事の原因をつきとめる。
さらに
これらの感情を
自分(主観)が
2 どう取り扱うか…ということを
考えないと
私たちは
ほゞ動物的に
瞬間的、
自動的に
これからの感情に取り込まれて
反応してしまうのですね。
1、に関しては
私達は自分の内面を
・正直に
・深く観察しないと
分りませんし
2、に関しては
・じっくりと腰を据えて
・考える必要が
あります。
それで
もう
こんな感情は
いらない・・・と
思う人は
まずは
・朝の祈りのノートで
・憎しみ、嫉妬、自己憐憫の感情を取り除いてください。
と書いて
心を整える。
それと
もうひとつ
しっかり
認識してほしいのは
人間は、すべての人間が
心の中に苦しみの闇をもっており
・誰ひとりとして
・嫉妬するに値するひとも
羨しいと思う必要もないひとであること
・憎むべき人も
その人も苦しみの中にいきている
のだ・・・・と言うことを
もう
はっきりと
認識してほしいのです。
・嫉妬するに値するひとも
その実体は羨しいと思うほどのもではないし
・憎むべき人も
その人も苦しみの中にいきている。
そうなると
・自己憐憫こそ
なんて
甘えた感情なんでしょうかね。
そういう風に頭の中が
整理できたら
そうはいっても
湧き起ってしまう
自分の感情を
どのように変えていくか・・・・・の
方法。
よーく
自分の
頭の中を
観察してほしいのですが
たとえば
嫉妬の感情が起きている時
同時に
頭の前のほうで
ひそかに
これは自分が嫉妬しているなあ~という
・自覚が
あるはずなんですが
あなたは
それを
わかりますか・・?
・もしわからないのなら
それは自分の内面を
見れていないかもしれませんね~。
それがわかる人は
・頭の中の首に近いほうに
・嫉妬の感情がおこり
それが
・からだ全体に降りていく・・・・その前に
・頭の前の方で起きている
・理性を
・言葉にして
・口から吐き出してみてください。
たとえば
自分が嫉妬しそうになったら
嫉妬するまえに
言葉で
この人だってきっと
なにか苦しい事があるかもしれないし
そういう自分になるために
もうたくさんのことを犠牲にしたり
努力したかもしれないし
と思い
「あなたも頑張っているのね~」と
言葉に出して
・独り言を言うのです。
憎しみが湧いてきたら
その憎しみは
ほんとうに相手が悪いの?・・・・と
頭の前のほうでは
そういう声がするかもしれませんね。
その時
憎んでいる相手のことを
もしかしたら
この人だって
だれにもわからない苦しみを
持っているかもしれない。
と
思い。
「憎むのは
辛いねえ~
でも私も辛いのよ・・・」と
独り言を
言ってみてください。
こういう風に
自分の中に起きる
感情を
客観的な自分から
見直して
アダルトの
独り言を
吐いてみる。
理性の自分が
感情的な自分に
語りかけ
気持ちを和らげ
癒していくのですよ。
そういう事を
コツコツと続けているうちに
だんだん
・憎しみの感情も
・嫉妬の感情も
・自己憐憫の感情も
薄くなっていくことが
できます。
それも
一回や二回では
ダメです。
コツコツと
気が付くたびにやる努力を
しないと
いけませんよ。。
つまり
そういう風に
頭(脳)を
使いこなして
その理性の位置こそが
賢いあなたの立ち位置になっていき
自分をネガティヴな感情から
解放していくのですよ。
脳のことが
ドンドン解明されるにつれ
人間のネガティヴな感情が
いかに不毛であるかが
分ってくると思います。
もう一度茂木さんのあの名言
「私たちは永遠にそれぞれの主観性の中に閉じ込められている。」
すべては
わたし・・という
自分の中で
起きている脳現象なのですね。
まあ、
このことが
ストンと
実感できると
いいのですが
なかなか難しいです。
それでも
憎しみからも
嫉妬からも
自己憐憫からも
解放されて
自分らしく
あっけらかんと
生きれると
いいですね!
白いバラは一人で完結しているでしょ。
あなただって
こんなに素敵なのですよ!