2015年 02月 28日
拝啓宮沢賢治様 その12 樋口一葉の世界! |
朝いちばんに書いたブログに
良寛、山頭火、そして一葉のことを
書いたことから
一葉のことが気になり始め
以前買っておいた
中村稔著の「樋口一葉考」を
読み始めました。
中村稔翁はもう90歳近いはずで
賢治のことを多くの人間が
神格化する中で
「「雨ニモマケズ」の詩は
<羅須地人協会からの全面的退却であり
理想主義の完全な敗北の詩である』という
評論を書いた詩人でもあります。
その翁の目を通してみた
<樋口一葉>とは
どんなであろうかと
読み始めました。
樋口一葉に関しては
前田愛氏や和田芳恵、関良一氏などの
評論、分析がありますが
中村氏は痛快にそれらに対して<否>を
展開しています。
実は私も
私なりの見解というか分析があり
おそらく他の人とは
まったく違った一葉観を持っています。
中村翁の本は
まだ読み始めて80ページ余りで
「たけくらべ」と「にごりえ」の分析でしかありませんが
中には同意しないこともあるますが
私はかなり中村氏のほうに
近い。
一葉が小説を書き始めたのは
家族を養うための経済活動で
始めたのですが、
最初はかなり通俗的な男女の物語ばかりです。
それも、
ほとんどが
「あきらめた女」たちです。
実際彼女の現実は、
諦めなければならないことの
連続で
おそらく彼女はそのことが
いちばんリアリティーがあったのでしょう。
しかし
ほんとうに彼女が
諦めたのかというと
これがまた
ちょっと違うのですよ。
数多くの現実をあきらめ
女性としての性も
もしかしたら
諦めたかもしれないのですが
つまり有名な<半井桃水>への思慕も
あきらめたと思いますが
しかし
自分をあきらめたかというと
それが
そうではないのですね。
誰にもけどられないように
こころの奥の奥の底に
彼女は自分をちゃんと維持していました。
それは
彼女の小説がだんだん認知されていくなかで
ひとつの自立を遂げながら
心の底で刃を磨いていたと
思います。(恐ろしいね~!
)
まあ、そういうことを考えながら
再度
「たけくらべ」「にごりえ」の名文を読み返していたら
またぞろ
少しずつ書いてみたいという気が
眼を覚ましてきました。
どうするか?
まあ、
少しずつ書いてみますかね~。
樋口一葉の文章も
大変優れたものです。
もう
目に見えるような描写と息遣いが
あります。
よかったら
どうぞ!
樋口一葉のことが
よみがえってきて
今日はなんだか
わくわくしました。

良寛、山頭火、そして一葉のことを
書いたことから
一葉のことが気になり始め
以前買っておいた
中村稔著の「樋口一葉考」を
読み始めました。
中村稔翁はもう90歳近いはずで
賢治のことを多くの人間が
神格化する中で
「「雨ニモマケズ」の詩は
<羅須地人協会からの全面的退却であり
理想主義の完全な敗北の詩である』という
評論を書いた詩人でもあります。
その翁の目を通してみた
<樋口一葉>とは
どんなであろうかと
読み始めました。
樋口一葉に関しては
前田愛氏や和田芳恵、関良一氏などの
評論、分析がありますが
中村氏は痛快にそれらに対して<否>を
展開しています。
実は私も
私なりの見解というか分析があり
おそらく他の人とは
まったく違った一葉観を持っています。
中村翁の本は
まだ読み始めて80ページ余りで
「たけくらべ」と「にごりえ」の分析でしかありませんが
中には同意しないこともあるますが
私はかなり中村氏のほうに
近い。
一葉が小説を書き始めたのは
家族を養うための経済活動で
始めたのですが、
最初はかなり通俗的な男女の物語ばかりです。
それも、
ほとんどが
「あきらめた女」たちです。
実際彼女の現実は、
諦めなければならないことの
連続で
おそらく彼女はそのことが
いちばんリアリティーがあったのでしょう。
しかし
ほんとうに彼女が
諦めたのかというと
これがまた
ちょっと違うのですよ。
数多くの現実をあきらめ
女性としての性も
もしかしたら
諦めたかもしれないのですが
つまり有名な<半井桃水>への思慕も
あきらめたと思いますが
しかし
自分をあきらめたかというと
それが
そうではないのですね。
誰にもけどられないように
こころの奥の奥の底に
彼女は自分をちゃんと維持していました。
それは
彼女の小説がだんだん認知されていくなかで
ひとつの自立を遂げながら
心の底で刃を磨いていたと
思います。(恐ろしいね~!

まあ、そういうことを考えながら
再度
「たけくらべ」「にごりえ」の名文を読み返していたら
またぞろ
少しずつ書いてみたいという気が
眼を覚ましてきました。
どうするか?
まあ、
少しずつ書いてみますかね~。
樋口一葉の文章も
大変優れたものです。
もう
目に見えるような描写と息遣いが
あります。
よかったら
どうぞ!
樋口一葉のことが
よみがえってきて
今日はなんだか
わくわくしました。

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by denshinbashira
| 2015-02-28 22:02
| 宮沢賢治
|
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