ダルデンヌ兄弟監督映画 「サンドラの週末」その1 |
みたことない!
ダルデンヌ兄弟監督映画
「サンドラの週末」を
見てきました。
ホラ、僕らもこうして生きてる!
あなただってそうでしょ!
という風に。
この映画には物語もなく
とりわけ感動させるものもなく
だけど
優しくて
美しい!
映画はそのまま
私たちの日常に
地続きに
つながっている。
ほんのすこし背中を押してあげるだけで
ほんの少し
一緒にいてあげるだけで
ほんの少しの言葉を交わすことで
折れてしなびている人に
ささやかな温度が生まれ
風も通り抜けて
いく。
とりわえけ強い輪郭のにんげんでもなく
とりわけ
特別のひとでもないけれど
映画にながれる時間は
まるで
クレヨンで描いた絵のように
サラサラと
シンプルで
分かりやすい!
「そうね、わかった、応援する!」
という人も
「ごめんなさい、いろいろあってだめなの!」
という人も
たったそれだけでも
そこには電流が流れ
人が生き返り
また
生きてゆく。
自分で自分の人生を切り開いてゆくためには
行動すること。
そして
出遭うこと。
その出会いのなかで
気づくこと。
気づいたら
そこからまた
新しい一歩が
踏み出せるよ!
そういう風に
気づいたらさ
サラサラとはじめから出直して
スタスタと
歩いてゆくんだね!
映画「サンドラの週末」
ダルデンヌ兄弟監督の
大きな大きな
愛の
世界です!
見ておいで!
こんな風に
生きていこうよ!