放てばかえって手にあふれ! その12.かけがえのない自分! |
「風の良寛」のなかに
「まっすぐにほとばしる道心」
という言葉があります。
なんて素敵なことばでしょうか。
まっすぐに向う
こころとその道に
エネルギーが
ほとばしっている。
もう
支配欲や
劣等感や
それが翻った
優越感も
自己顕示欲も
そんなもん
全部
いらない!
ただただ
ここに
自分が在る(有る)こと
その自分を
まっしぐらに
行く!
よけいなもんには
しがみつかない!
道元は俗世界から
遠くはなれて
越前の深山幽谷の地に身を納め
永平寺を建ててました。
良寛は
越後の国上山の五合庵に
棲みました。
二人ともが
そういう風に
世の中というものを
突き放し
距離をとりました。
それはいわゆる逃避では
ありません。
<不染汚・ふぜんわ>の自分
すなわち
煩悩にはまみえない自分を
確立するために
厳しく
一線を
引いたのです。
裏返すと
それくらい
煩悩のせかいは
強固に人間を汚染していくのです。
まあ
ほんとうは
それくらい
支配欲や自己顕示欲や
コンプレックスを
手放すことが
いかに
むずかしいことであるかでも
あるのですね。
でもね
自分のこころにくすぶる
そういうものに
気がついたら
一挙に
エイっ
と
手放すことです。
一挙に
手放して
せいせいして
ふう~っと
深い
安堵の呼吸の中に
いる!
ここにいる自分は
もう
まっしぐらにいきる
不純でない
自分。
清々しい
純粋な自分でね、
それが
いいんです。
なにごとにも
代えがたい
自分ですよ!
かけがえのない
自分です。

奥ゆかしい日本の女性は
ほんとに美しい!